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その先にある、輝けるもの

 仕事が忙しくてブログの更新が滞っていましたが、今日から何とかお休みをいただけたので、溜まっていた色々を片付けていきたいです…。  さて今回のフィギュア全日本選手権大会の女子フリー、文句なしの優勝は浅田真央ですが、個人的に最優秀選手だと思うのは安藤美姫です。  終盤に入りかけた際のトリプルフリップで転倒、その際に肩を痛めたのか苦しげに演技が停まった場面があり、その時点でもはや優勝どころか表彰台、あるいは演技の継続すら危ういかと思われましたが、そこからの巻き返しが凄まじかった。  特にステップワーク。安藤のステップは女子では全盛期の荒川静香に匹敵するレベルに達していると思うのですが、今回はそれがいつにも増してキレが良かった。あるいはかつての佐藤有香ですら、これだけスピーディなリズムをこの完成度で刻めたか。  その上、上体の演技もおざなりになるどころかますます大きく早く、ラストのスピンに至るまで負傷の影響など微塵も感じさせない、すばらしい演技を魅せてくれました。  アクシデントに泣かされた演技とはいえ、私個人は、少なくとも今期の安藤の滑走の中で最も素敵な演技だと思っています。  …よくジャンプで転倒した際、実況や解説の人が「気持を切り替えて~」などというコメントをしますが、今日の安藤は切り替えるどころか、悔しい気持を抱いたまま、その逆境をエネルギーに変換して滑走しているかのような、そんな気迫を感じました。  技術や努力、あるいは才能といったものだけでは到達し得ない、すべてを包含してさらにその先に輝く何かを、今日の安藤は確かに手にしていた。残念ながら表彰台の頂点は逃したものの、これからの競技人生において、何よりも大事なものを全身で掴み取ったのではないでしょうか。  次回の滑走がとても楽しみです。 2006年12月29日

時代の風は

 新宿で男性の切断遺体が見つかったそうですね。どこの推理小説ですか、と聞きたくなるような事件です。全国各地で似たような切断死体が見つかって、いずれもある箇所が欠損しているというような展開なら、リアル「占星術殺人事件」(島田荘司)だなっと。ああ、不謹慎。  その内、コメンテーターとして、ミステリマニアですら聞いたことのないような"推理作家"の人が、なんやかやとコメントするんでしょうか。…かといって、二階堂黎人さんとか西澤保彦さんが出張ってきても目が点になっちゃいますが。  さて、フィギュアスケートGPファイナルがテレビ放映されてました。実はF1や格闘技よりも前からフィギュアを観ている口なので、放映していれば必ずチェックしています。会場にこそ行ったことはありませんけどね。  とりあえず、日本人選手が高橋大輔、織田信成、村主章枝、安藤美姫、浅田真央の5人。あと、日本ではなくアメリカ選手としてのエントリーですが、ペアで井上怜奈もいますね。  日本勢が多いなー。それに上位を狙える選手がとても多くなった。特に男子は、ちょっと前までは本田武史、あるいはもっと前なら鍵山正和くらいなものでしたが、いまなら高橋、織田のツートップに加えて小塚崇彦もいる。層が厚くなったし、あらゆる大会で上位に入れるんじゃないかという期待を抱かせるに充分な存在感もある。まぁ、一昔前のように、男子フィギュアの上位はスーパースターがズラリ、という状況ではないこともあるのかもしれませんが。  なんにせよ、このままの調子で3人とも成長していけば、次回オリンピックでのメダルも夢ではないかもしれません。今大会でも高橋大輔が、ステップが一箇所だけ乱れたかなー、という以外はほぼ完璧な演技でショートプログラム2位につけていますし。フリーの演技如何によってはトップも狙えます。織田信成は少々がんばりすぎて転んでましたが、それでもまだ3位は狙える圏内です。  男子でこれだけ期待できるようになるとは、昔は夢にも思いませんでしたね…。  さて、女子の方では、下馬評通り浅田・安藤がそれぞれ1位、2位につけてます。正直なところ、浅田はだんだん沈んでいくんじゃないかなと思っていました。身体が小さく、軽かったジュニア時代に比べ、最近は背も伸びて重くなりつつあったはずなので、きっとジャン

ノロウィルス?

 フィギュア日本勢は、織田信成以外は壊滅的でしたね。特に高橋大輔が…。序盤はがんばっていましたが、中盤からの崩れようが凄まじかった。ステップの途中で停止しそうになったときは、痛々しいくらいでしたね。  高橋をはじめ、安藤、浅田は体調不良だったらしく、また、それが虚偽でないのは演技を見ても明らかでした。高橋は誰がどう見てもおかしかったし、他にも安藤は演技前のポージングが静止しておらず、浅田は技と技の繋ぎの滑走部分で上半身がおざなりになっているなど、技術以外の部分(体力、あるいは集中力といった部分)がとにかく雑だった。浅田なんて、インタビューの声が鼻声だし。村主については体調面での話は聞いていませんが、なんだか演技の緩急がいつもに比べて曖昧でぼやっとしていた気がします。  なんでしょうね、ノロウィルスでしょうか? でも場所はロシアだし…。  とにかく、選手たちの早期回復を祈るばかりです。長引くと練習に影響しますし。  さて、日本勢の沈黙をよそに、外国勢は元気でした。女子のキム・ヨナはもちろん、男子勢が特によかった。ひときわ目をひいたのはアルバン・プレオベールでしょうか。まぁ、ある意味当然なんですが(笑。ルックスはちょっと濃いですが、なんとなくフィリップ・キャンデロロを観ているような気分になる選手です。フランスの選手は明るい人が多いんですかね。今回もまさに「演技」と表したいような滑走で、観ていて楽しくなります。ステップワークについても、格別スケートにおける高等技術を実現しているわけではないですが、とにかく軽やかかつリズミカルで、思わず魅入られてしまいます。こういう人が増えると良いなぁ。  また、優勝したブライアン・ジュベールについても、4回転こそなかったですが見事なトリプルジャンプの連続で、さすが現役選手最強のジャンパーの呼び声高い選手。圧巻でした。…カルテットジャンプもやってほしかったけどね。まぁ、それは贅沢というものでしょうか。  さて、とりあえず今日でGPシリーズも終了。お次は3月の世界選手権です。今回残念な結果に終わった選手は気持ちをリセットして、栄光を掴んだ選手はこのままの勢いで、表彰台の頂点を目指してがんばってほしいものです。 2006年12月17日

机が広くないと作業できません

 コンビニでファミ通を手に取ったら、坂口博信さんと稲船敬二さんの対談(司会進行は浜村弘一さん)が載っていたので、じっくり読もうと購入。たいへん楽しく読んだのですが、それとは別に気になる記事を発見。  新作ゲームクロスレビューのコーナーですが、PS3とXbox360の両方で12月21日に発売予定の「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(セガ)について、なぜか一人だけPS3版の方が1ポイント低いレビュアーがいる。記事を読むと、「Xbox360版にはない処理落ち」が評価の分かれ目になったらしい。  え?なんで? PS3の方が性能がいいはずでしょ?  疑問に思ったので調べてみると、原因らしきものを発見。  メインメモリの容量なのですが、Xbox360がVRAMとの共用で512MBなのに対し、PS3はメインメモリとVRAMがそれぞれ256MBの分離型。ああ、これのせいかと納得。VRAMを256MB全部使い切ったとは思えないから、多分メインメモリに火がついてるんだろうなぁ。  さらに調査を進めていくと、GPUの取り回しについても、メモリ帯域の狭さによりかなりツラいことになってるらしい。  そういえば、初代PSとPS2も、メモリが少ないというのが最大のウィークポイントだって言われてたなぁ。メモリをケチるのはソニーの伝統なのかしらん。  まぁ、でも、少ない少ないと言われていたメモリで、ちゃんとPSもPS2も勝ち残ってきたわけだから、今回も開発者が何とかする…かな? 「無理だ、出来ない」と嘆きながら、いつの間にか実現しちゃってるのが技術屋って言う生き物だし。  あとはコスト問題(ソフト開発、ハード製造共に)さえ何とかなれば…。  …しかし、それよりも年内にちゃんと100万台出荷できるんですか。いつお店に行っても売り切れなんですが…Wiiもそうだけど。  別に買う予定はないんだけど、何となく心配になっちゃいますね。  売り切れというと、今日ゲームショップを覗いたら、「地球防衛軍3」と「お姉チャンバラvorteX ~忌血を継ぐ者たち~」(共にD3パブリッシャー)が売り切れだった。ペケ箱のソフトに売り切れマークがついてるのを初めて見たので、ちょっと新鮮。まぁ、入荷本数が少なかったんだろうことは容易に推測できますが(笑。 2006年12月

PS3、Wii発売の陰で

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 Wii、発売しましたね。大方の予想通り「瞬殺」の勢いで売り切れたようで、この間小売店に行った時には「次回入荷日未定」の張り紙がでかでかと。  数はけっこう用意していたと聞いていたのですが、それでもこの結果とは。Wiiの凄みというか、今回の次世代機の注目度の凄みというか。  でもPS3にしろWiiにしろ、あとNintendoDSにしろ、いつ行っても「売り切れ」というのは、あんまり見てて気持ちの良いものではないですね。メーカーの好きでそうなっているわけではないことは理解できますが、もうちょっと供給の水流を確保できないものでしょうか。  特に任天堂系のハードは小さな子供がほしがる類ものですしね。お父さんとお母さんに連れられて買いに行ったのに「売り切れです」って言われたんじゃ、可哀想です。  PS3については、まぁこちらはどちらかといえば大人が買う類のハードだから、多少は我慢もできるでしょうけれど…。でもやっぱり、買いに行ったらある、というのがいちばんですよね。  そこへ行くと、Xbox360は優秀っつーかなんつーか、もうそういう戦争とは無縁の場所で寂しく展開してますね(泣。使ってみるとけっこう良いハードなんだけどなぁ。  昔から、どうもアウトローのハードに食指が動かされます。スーパーファミコンは持ってなかったけどPC-EngineDuoは持ってたし、PS2よりも Dreamcastの方が好きだったし。みんな良いハードでしたよ。それにソフトも充実してたし。「天外魔境2」(ハドソン)とかいまだに思い出すし、「ファンタシースターオンライン」(セガ)がコンシューマRPGの歴史を変えたことに微塵も疑いを抱いてないし。「SonicAdventure」(セガ)を最初に見たときの衝撃はいまでも忘れられないし、「銀河お嬢様伝説ユナ」(ハドソン)がなかったらギャルゲーに手を出すことは絶対なかったと思う。  誰もが、きっと夢中になれるゲームが確かにリリースされていた。  でも、全体のシェアで見れば、どちらもほぼ惨敗といって良い状態だったわけです。きっと、ソフトとハードと両方が揃っているだけではダメで、そこにハードメーカーの戦略とか、あるいは小売店の協力とかが必要なんでしょう。そして何より、「時代の風」がそのハードに吹くかどうか。それはほとんど「運」で

サーバーの容量が少ない…

なんとなく自サイトを見ていてふと、自宅の猫の写真ページがなくなっていることにきづいたので、BLOGのほうに一枚貼ってみました。 そういえば、サイトを整理した時に、Webサーバーの容量不足で削ったんだった。so-netとinfoseekの2つのサーバーの内、画像はinfoseekの iswebライトサーバーに保存していますが、50MBって、けっこうすぐに使っちゃいますね。so-netの方は基本サービスで10MBしかないから話にならないし…。 うーん、画像の保存用に、どっか大容量の無料レンタルサーバー借りようかなぁ。 でもそうすると… HTML→so-net、infoseek カウンタ→so-net 掲示板→infoseek BLOG→goo 画像→どこか …なんかキメラみたいなサイトだ 2006年11月24日

PS3の初速は?

 PS3、大方の予想通り、秒殺で売り切れたみたいですね。私の周囲は比較的冷静というか、かなり冷めているというか、みんな来月のWiiの方を狙っているみたいです。もっとも、一般的な予想では、Wiiの販売初速は「瞬殺」らしいですが。まぁ、発売当日に買うつもりは元からないので、遊べるソフトが増えてたくさん選べるようになってから、まったりと買います。  ていうか、PS3でみんな何を遊ぶつもりなんでしょう。ローンチタイトルって、「宮里三兄弟内蔵 SEGA GOLFCLUB」(SEGA)、「RIDGE RACER 7」(バンダイナムコゲームス)、「RESISTANCE (レジスタンス) ~人類没落の日~」(SCEI)、「GENJI -神威奏乱-」(SCEI)、「機動戦士ガンダム ターゲット イン サイト」(バンダイナムコゲームス)の5本しかないんだけど…。  ガンダムかなぁ?人気なのは。リッジレーサーがキラータイトルになり得る時代じゃないし…。ああ、こういうときガンダムを何一つ見たことのない自分が恨めしい。…いや、別に恨めしくも悔しくもないか。  ところで、PS3が実装しているブルーレイディスク。実はこちらの方がゲームより興味があります。いや、別にブルーレイを支持しているわけではなく、今後のHD DVDとのシェア争いの推移が面白そうだという、実に不謹慎な理由でね。ベータマックスの時は子供だったからよく判らなかったけれども、今なら冷静な目でなりゆきを見られるし、ふふ。  ソニーや松下などが策定し、ウォルト・ディズニー、ワーナー、パラマウント、あるいはアップルコンピュータなどが支持するブルーレイと、東芝、NECが策定し、マイクロソフト、インテルなどが支持するHD DVD。  まぁ明らかにブルーレイ陣営が優勢なのは一目瞭然なんですが、この業界何が起こるかわかりませんから。私なんか半官びいきだから、HD DVDとか無意味に応援しちゃうもんね。  しかしまぁ、こういった問題でいちばん被害をこうむるのは消費者なんですよね。シェア争いに躍起になるのは企業として当然なんですが、DVDがようやく普及したのがつい4~5年前だってこと、忘れてないですか?  確かに、DVDが商品として世に出たのは90年代の事なので、一昔前の規格と言っても良い。秒進分歩のテクノ

千葉ナイス!

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千葉県の新ロゴを拝見しました。 ていうか、左の画像がそれ。 横2種類、縦2種類。 も、もう、おなか痛い…(笑。 なんていうか、小学校の図工でつくったハンコみたいですよね。 親しみやすい度MAXでイイ感じじゃないですか~♪ 千葉県もなかなか冗談が判ると見えます。 いやー、オイシイなぁ千葉。 2006年11月12日

親と子供の付き合い方(高校の教科履修不足問題について考える)

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 秋月りすの「OL進化論」(講談社)では、成績が落ちたことについて母親と話していた長男が、「今の入試は偏差値や試験の点数重視でよくない」と主張し、母親がそれに対して「じゃあ全人格を総合評価する入試なら受けてみたい? でもそれで落ちたらもっとダメージ大きくないか?」と返すというネタがあります。なるほどと膝を叩いたものです。  とはいえ、じゃあ受験勉強だけやってれば良いかというとそうでもない。進学せずに、自分の道を模索したい人、すでに夢は決まっていてその道を歩んで行きたい人、そういった様々な"将来"を心に描いた子供たちが集まっているのが学校という場所で、そう言った夢を含めた展望をなるべく広くサポートしてあげられるのが本来の姿であるべきはず。  要は「いかに子供たちに希望を与えてあげられるのか」が学校の価値であり、そのための体制を整える責任を負うのが文部科学省と教育委員会の仕事です。まぁ理想論ですが。  しかし、ではここ最近の履修不足について、それが学校および関連するお偉いさんだけの責任であるかというと、そうでもない。もちろんするべきことをしていないのは体制側の責任に決まっているのですが、根本的な「そうなってしまったこと」の責任は彼らにはない。やはりそこは"社会"、そして"家庭"のはずです。  ここで、再度冒頭で挙げたOL進化論のネタを検証してみましょう。このネタの真髄は母親の軽妙洒脱な返答にはない。真に秋月氏がメインにしているのは、長男の台詞そのものだと考えます。  すなわち、受験制度に対して"人間性の欠落"を訴えながら、しかし長男が描いている進路像が"受験→大学進学"という最も人間性という単語から遠いものでしかないこと(学校のテストから発展した将来像が短絡的に受験に直結することからそれがわかる)。それこそが、このネタにおいて描かれた秋月のターゲット。受験という難関を見据えて、いつしかそれ以外の道を見失ってしまった結果、進学以外の道は、行く先が閉ざされたものであるような固定観念ができてしまっている。学力偏重の影響を悪い形で受けている典型的な例が長男のぼやきを通して描かれているわけです。  受験戦争にさらされている子供たちは、多か

人生最悪の激痛(中編)

 2つめの病院へと向かうタクシーの中、車体が揺れるたびにうめき声を漏らす私。看護士さん2人を脇侍にうんうん唸っている様はさぞかし奇異に見えたことだろう。目的地が先ほどの病院から5分とかからない場所にあったのは不幸中の幸いか。…が、いきなり道を間違えて無駄な遠回りをする運転手。イジメですか、そうなんですか。  本来の距離の2倍くらいを走行した後、とにもかくにも総合病院に到着する。そのままロビーのベンチに倒れて受付待ち。どうやら緊急度は低いとみなされているらしい。その上、保険証を携帯してないということで、必要書類に住所氏名年齢職業電話番号勤め先情報の記入を求められる。イジメですか、そうなんですか。気力を振り絞って、ほとんど走り書きで必須項目に記入する私。まるで怒りに任せて書いたかのような文字が書きあがるが仕方ない。こっちも必死なのだ。  その後は意外とすぐに診察室に通され、若い先生に問診を受ける。 「痛いですか」 「痛いです」  見てわかりませんか、そうですか。さらに、さっきもやった尿検査を再度やってくれとのこと。そう頻繁に出ないよ…。まぁ、無理やり出したけども。診察を受けるのも楽じゃない。  さらに、さっきも撮ったレントゲンをまたしても撮影することに。どうやら、前の病院からの紹介状にレントゲン写真が添付されてなかったらしい。しかも、X 線検査室が別階にあるため、エレベータでの移動を強いられる。イジメですか、そうなんですか。もうそろそろ勘弁してもらえませんかね。 「息を吸ってください」 「すぅー」 「吐いてください」 「はぁー」 「止めてください」 「……」 「痛いですか」 「痛いです」  聞くな、頼む。  しかし、レントゲンを終える頃になると、ようやく前の病院で入れてもらった座薬が効いてきたのか、一人で歩けるくらいには回復。まだじくじくと痛みはあるが、少なくとも朝の段階の痛みくらいまでには治まってきた。医師の先生との会話も、先ほどまではとにかく痛いばかりでロクな返答もできなかったのが、やっと冷静に受け答えできるようになり、通常の会話が成立するように。健康ってすばらしい。いや、まだ治ってないんだが。  診察室に戻って2~3の問診のあと、レントゲンには写っていないが、症状から推して尿管結石の疑いが強い

観戦記はまだ執筆中…

おそらくは大方の予想通り、日曜日の決戦とは2006F1日本GPのことです。土曜日からずっとF1三昧でした。 で、日曜に帰ってきてからすぐ観戦レポを書いていたんですが、書いていることにある種のテーマ性を持たせようとしたところ長くなってしまい、まだ執筆中です。 その上オフラインが立て込んでるせいで筆が進みません。週末まで何もできない状態です。 とりあえずひとことだけ。 「"時代"を目撃するとは、きっとこういう瞬間を言う」 …最高のドラマを見せてもらいました。様々な意味で。 これだからF1はやめられません。 2006年10月10日

決戦は日曜日!

決戦は日曜日、なんていう映画がありましたね。…違う、あれは「決戦は金曜日」だったか。…映画だっけ? 小説だったかな。ググってみたらドリカムの歌だったが回答。Wikiだと金曜日に関する作品で、ハリィ・ケメルマンの「金曜日ラビは寝坊した」があがってますが、他に何かなかったのかと。いえ、ケメルマンは好きですよ。 とりあえず、日曜日についての話はまた月曜日にでも。幸い休日ですし。いやー、うきうきしますね。毎年のことながら。オークションで値が吊りあがってるそうですが、早めに行動しておくとこういうときに良いですね。そういえば取引先のNさんは大丈夫だったんだろうか。安く買える!と息巻いていましたが、この調子だと週明けには落胆した表情が拝めそうです。 用意するものはタオル、カメラ、双眼鏡、ラジオ、デイパック、あと水分かな? 食料は現地調達として、本当は交通手段の確保もできていればよかったんだけど、これは諸々の事情でできなかった。まぁ、なんとかなるけど。あと、毎年濡れるから、着替えとかも持っていこうかなぁ。シャツと靴下…。いや、重くなるのもなぁ。 いいや、いつもの装備で。 何を言っているのか判らない? まぁ、報告をお楽しみに。いや、楽しめるのは多分自分だけなんだけどね(笑。 とにかく、またやってきたってことです。今年は特に楽しまないと、ね! 2006年10月6日

ユルい感じでジャッジ気分

今日は夜中にテレビでボクシングがやっていたので、ゆるりと観戦。メインイベントは、毎回お騒がせのあの一家の次男坊・亀田大毅vsバレリオ・サンチェス。相変わらずのビッグマウスというか暴言が炸裂してましたが、はてさて。 ところで、前回の亀田興毅vsファン・ランダエタ戦の時に、そのジャッジを巡って日本中で議論が巻き起こっていましたが、今日の試合も、試合を観る前にニュースで聞いた限りでは(グスン)またぞろ不穏なジャッジだったとのこと。なので、今日の亀田vsサンチェスについては、自分でもラウンド毎に採点してみることにしました。まぁ黒帯とはいえ、ボクシングについてはド素人ですからめちゃくちゃかもしれませんが、こういうのも格闘技観戦の楽しみ方です。 さて、下が今回自分で採点した結果。 亀   サ 10 1R  9 10 2R  9 9  3R 10 10 4R 9 10 5R 9 9  6R 10 9  7R 10 9  8R 10 うーん…。76-76でドローかな。 でも、実際の結果は77-77、77-76、77-76の判定2-0で亀田の勝ちでした。やっぱり素人とジャッジのプロでは見る場所が違うのかな? とはいえ、自分では亀田勝利という判定結果に不満はないです。僅差とはいえ、そうならそうかもねという程度でしたし、ましてや暴動が起きるような判定ではないと思う。…いや、どんな判定でも、暴動はどうかと思いますが。 それにしても、こういった見方で観戦していると、また違った醍醐味がありますね。もっと楽しむために、少しジャッジの勉強でもしてみようかなぁ。 2006年9月28日

急かされて読むと読み落としが心配

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同僚「ねぇねぇ、『邪魅の雫』って買う?」 私「京極の?」 同僚「そーそー」 私「買うと思うけど。出てたっけ?」 同僚「今度出るよ。26日なんだけどさー」 私「へぇ。じゃあその日は書店に寄らないといかんなぁ」 同僚「やっぱ買うんだぁ。よしよし」 私「え、いや、なんで?」 同僚「高いじゃん?」 私「は?」 同僚「最近金欠でさー」 私「はぁ」 同僚「京極ってさー。面白いんだけど、分厚いから値段がね」 私「…貸せと」 同僚「さっすが! じゃあ読んだらお願いね!」 私「いや、まだ貸すといってない。って、聞いてる?ねぇちょっと!」 つーわけで、買ってきました。京極夏彦新刊「邪魅の雫」。いや、決して同僚の女の子のためではなく、自分のために。相変わらず、集めたら石垣ができそうな分厚さです。これ一冊で、普通のノベルス3冊分は本棚のスペースを食うのでたいへん迷惑。…いや、中身もそれ相応に面白いんですけれども、ねぇ、もうちょっと薄くてもいいんじゃないッスか。持ち運びもたいへんなのよ。電車の中とかで読むときにね、席に座れなくて立って読むときとか、ほら、鞄とか持ってるとね、片手で読むわけじゃないですか、そうすると、ねぇ。 …いや、いいんですよ、面白ければ、うん。 ちなみに、同僚はきっと待ってるんでしょうけれども、ここでのみ告白すると、まだ「陰摩羅鬼の瑕」を読んでないんですよ、うわぁ、言っちゃった言っちゃった。これを読んでからだから、もうちょっとかかるかなぁ。…うう、早く読まないと怒られりゅ…。 ちなみに、書店ではもう2冊ほど買い込んできました。相変わらず、本には金に糸目をつけてません。 まず一冊は、「UFO大通り」(島田荘司:講談社)。御手洗潔シリーズの最新作。中篇が2本入っているようで、たいへん楽しみです。で、また装丁が凝ってるんだ、これが。半透明のカバーから、カバー下の表紙に描かれたミステリーサークルがぼんやりと浮かんでたり、カバーの題字と表紙の題字の位置が同じ位置で、表紙の方が立体化されているためになぞるとちょっとデコボコしてたり。やたら金かけてます。 もう一冊は、「ウロボロスの純正音律」(竹本健治:講談社)。ウロボロス最新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

Xbox360を衝動買い…

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えー…どういう理由か自分でもわからないのですが、ペケ箱360を買ってしまいました。 ホントなんでなんだろう…。 インプレッサ君が帰ってきて少し浮かれていたのかもしれません。何となく寄ったソフマップで衝動買いして来てしまいました。 うーん…何のソフトで遊んだものか(おい)。 とりあえず、レースゲーム好きなので、「ProjectGothamRacing3」(Microsoft)は購入。まぁ、このソフトは前から遊んでみたかったソフトなので…。 それから、1本だけでは寂しいので、他に2本ほど買うことに。ハード+ソフト3本。おお、平均的だ。 まず1本は「天外魔境ZIRIA 遥かなるジパング」(ハドソン)。PCエンジン版初代天外魔境を知っている身としては、どんな進化を遂げたのか見てみたかったんですよね。なんだかポリゴンのテクスチャがのっぺりしているのが気になりますが…。いまのハドソンだとこれが限界か。 残りの1本は迷いました。意外にも(おい)そこそこ遊んでみたいのがけっこうある。PS2で「真・三国無双2」(コーエー)にハマりまくった身としては、「真・三國無双4 Special」か「戦国無双2」(コーエー)あたりは捨てがたいし、でもせっかくのハイエンドマシンなんだし、超リアルなフライトシミュレータとかもやってみたいから「Over G」(タイトー)が候補に挙がるし、360じゃないけど前ハードの「デッドオアアライブ Xtreme Beach Volleyball」(テクモ)はちょっとだけやってみたかったんだよね…、てな調子でさっぱり決まらん。うんうん唸っているうちに「蛍の光」が流れ出す始末。 ええい、ままよと、直感と表紙に惹かれて買ってきたのが、「旋光の輪舞 Rev.X」(グレフ)。対戦シューティングというヘンなカテゴリのゲームです。 さて、休日中は前回も書いたとおりSS書いてたのであまり遊んでませんが、ProjectGothamRacing3だけはプレイしてみました。さすがのグラフィックです。どうでも良いところまでやたら描き込んでます。プレイアブルのゲーム画面は、去年のF1鈴鹿GPの折にMicrosoftブースで一度見ているんですが、改めて見てみるとやっぱり最新鋭マシンはすごい。光の映り込みとか特に。 肝心のゲーム部分ですが、な

妙な趣味ではないよ

最近男キャラが好きでしてねぇ…。例えば「絶対可憐チルドレン」(椎名高志:小学館)なら皆本光一、「SchoolRumble」(小林尽:講談社)なら播磨拳児、「仮面のメイドガイ」(赤衣丸歩郎:富士見書房)ならコガラシ、「一騎当千」(塩崎雄二:ワニブックス)なら左慈元放と言うような有様。これが例えば「魔法先生ネギま!」(赤松健:講談社)のように、9割以上が女性キャラと言うようなものだとそうでもないんですが(この場合は神楽坂明日菜)…。なんかナマッてんのかなぁ。ちなみに、それぞれの作品での次点キャラは梅枝ナオミ、沢近絵理、フブキ、孫策伯符、近衛木乃香。…次点は女性キャラで揃ってるな。 それにしても統一性のないラインナップだ。いわゆる"属性"とか、もう無視ぶっちぎりですね。昔は「メガネっ娘ってイイヨネ!」とかのたまっていたものですが、実際にはメガネっ娘が一等賞を取ったことは自分の中でないというこのジレンマ!(?) もう何がなにやら…。 唯一の共通点は、みんな髪が長いことかな(女性キャラだけね)。これは昔から変わらんな…。自分がクセっ毛で髪が伸ばせないから、羨ましいのかもしれません。…でも、自分史上最萌キャラの一人、柚原このみは別に長髪ってわけでもないんだよなぁ。短くもないけど。草壁優季は凄く綺麗な黒髪ストレートロングで、こちらは納得なんだけどな。 …あれ?そういえば…。皆本光一も播磨健児もコガラシも左慈元放も、みんな程度の差はあれロン毛だな。 なるほどそういうことか、ちょっと納得。 …もう何が言いたいんだかワカんねーな今日のブログ。 2006年9月19日

憧れの車

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いまだにドックから出てこないインプレッサ君が心配で仕方ない今日この頃、アクセルベタ踏みでも一向に加速しないR2はもう飽きました。インプレッサ君、早く帰ってきてください、(´Д⊂グスン 私が買った最初の車は、HondaのインテグラType-R。「世界最速のFF車」という触れ込みが琴線に触れまくりで、お財布事情の苦しいアルバイター時代に、中古とはいえ120万もする車を無理して買いました。インテ Rの中でも珍しい4ドアハードトップモデルのシルバーで、ヨコハマのAVS MODEL 6のホイールが死ぬほど派手な車でしたねー…。走りはもうクイックのそのもので、ステアを切れば切っただけ曲がる、アクセルを踏んだら踏んだだけエンジンが回る、ブレーキを踏めば踏んだだけ止まる、とにかく低速域であればドライバーの思った通りに動いてくれる。ゆっくり走っていてもとても気持ちいいし、誰もいない峠道なんかでスピードに乗って走れば、気分はもうレースドライバー。限界領域で暴れだすコーナリングも、それを抑え込んだときには「操ってる!」感覚が全身を駆け巡って、そりゃもう快感のひとこと。実際問題、贔屓目に見たってへたっぴドライバーの自分の運転ですら、そんな気分に浸れる車だった。あれこそスポーツカーです。 乗り換えた2代目は、現在のインプレッサWRXワゴン君。こちらはボクサーターボの力強いサウンドと、その期待を裏切らない、冗談みたいなぶっといトルクが超魅力的。頭の悪いシフトワークでも強引に加速できてしまうところは、さすがインプレッサと唸らされますし、きちんと回転数を上げながらシフトを上げてタービンを回せば、文字通りシートに押し付けられるような凄まじい加速力を叩き出します。コーナーワークはさすがにインテグラさんには及びませんが、それでも、一般的な自動車に比べれば、遥かな高次元でのオン・ザ・レール。スポーツカーというよりはグランドツーリングですが、これはこれでたいへん気持ちよいです。 なーんて、インプレッサ君が戻ってこない寂しさを文章で紛らしてる感もありますが、本日のメインの話題はこちら。麻宮騎亜の「彼女のカレラ」(集英社)。 父が残してくれたポルシェを運転する若葉マークのドライバー、轟麗菜の苦労の日々をコミカルに描いたカー・コミック。もともとメカの描写がうまい作者のことです

愛しのインプレッサ君が入院…

なんていうか、ブアカーオが強すぎるのか、宍戸が注意力散漫なのか…。褒めるにも謗るにも言葉に困る試合を見せられました本日の2006 K-1 World MAX 世界王者対抗戦。皆様いかがお過ごしでしょうか。 ベストバウトはクラウスvs佐藤かな。お互いがお互いの武器を殺そうとして、結果として凄まじい攻撃の応酬になりました。クラウスは佐藤にローを打たせないために前に出てフックの連打、佐藤はクラウスの足を止めようとプッシング&ローキック。観ていてたいへん気持ちの良い試合。あとは、キシェンコ vsHAYATOも、細かい技術のやり取りが良かった。キックは、やはり中量級のほうが良いですね。総合はどちらとも言えないものがありますが…。 さて、本日は早めに仕事を切り上げて、名古屋SUBARUへ直行。愛しのインプレッサ君のフロントがクラッシュして見るに堪えない状態になったので、修理に出してきたのです。…いや、別に壁と仲良くなったとか、ガードレールに求愛したとかじゃないです。そういう危険性のある趣味は持っていますが、今回は違います。理由は…ある意味もっと恥ずかしいので秘密。まぁ、自責です。人が相手じゃなかったので良かった…。 ちなみに、代車はSUBARUの軽自動車・R2でした。カラーはブラック。新型です。 さて、軽自動車に乗るのは久しぶりなので、けっこういそいそと代車に乗り込む神居さん。エンジンをかけると、フロロンと軽快なSOHCエンジンの音が…あんまり聞こえてきません。まぁ、カジュアルカーなので、音は詰め物で消しちゃってるんでしょう。スポーツカーファンにとっては、エンジン音が遠くに聞こえるのはひどく寂しいのですが、こればかりは仕方ないです。 気を取り直して、SUBARUを出て、帰途につく神居。しかし、当然おとなしく優等生運転を続けはしません。というか、店前からしばらく伸びるストレートで、いきなりスロットル全開。アクセルを床までベタ踏みで、加速性能を確認。このあたり、性です。 ともかく、吹け上がるEN07エンジン、生み出されるパワー、そして車体は加速――……しませんね。ていうか、ウォーンウォーンて、いきなりエンジンが鳴くんですけど。うーん、やっぱ46馬力じゃこんなもんか。 そもそも、スピードを出して走る車じゃないからなぁ。名四で100km/hまで出しましたが、普通に怖い

PRIDE武士道観戦記

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さて、こないだの土曜日の話で申し訳ありませんが、PRIDE武士道を観にいってまいりました。地上波の放映がなくなったので、観戦するには会場に足を運ぶ以外なくなってしまったことと(家のスカパーは110なのでPRIDEやってない)、暴力団スキャンダルの後、どのような興行を行っているかの興味もあって、笠寺のレインボーホールまで久しぶりに足を運んできた次第です。 前日に開催を知ったので前売りは持っておらず、当日券にて入場。チケット窓口で全席余っているということだったので、迷わずRRS(リングサイド)席を購入。25000円でしたが、まぁこの手の格闘技イベントの相場でしょう。 とりあえず13時から窓口に並んで、14時にチケットを入手したはいいですが、会場が15時なのでしばし時間つぶしに。表は暑いだけなので、レインボーホール館内のベンチに座って、PSPで遊びながら待つこと1時間。この間に、高田延彦と美濃輪育久と桜井"マッハ"速人と川尻達也を目撃。たぶん、開始前でぴりぴりしてるだろうと、サインねだりは自粛。…まぁ、そこまで彼らのファンじゃないというのもありますが。 ちなみに、PSPでプレイしていたのは、最近買った「こみっくパーティ」(アクアプラス)です。格闘技観戦前に「こみパ」を熱心にプレイしているような奴は、世界で神居鈴ただひとりだけでしょうな(笑。 ともかく、15時になって開場したので、席まで移動。驚いたことに、花道の真横です。しかも半ばぐらい。うひゃー…いいのか、これ。もっと熱心なファンのために譲った方が良くない? ギャルゲで時間つぶしてるような半端者の座る席じゃないです。 イベント開始後も予想通り、ちょうど私の目の前で皆さんパフォーマンスしてくださいます。郷野聡寛のアゲアゲダンスも、美濃輪育久の…なんていうんだか、手を上に突き上げたあと、一気に振り下ろすあのパフォーマンスも全部目の前。なぜカメラ持ってこなかったんだワタシ。 さて、まぁ、そういう枝葉の話はともかく、問題なのは試合内容です。これが良くなきゃどうしようもない。 で、まぁ、感想ですが…。 盛り上がらねぇ~… と。 格闘技観戦はこれで通算3度目ですが(2003 K-1 Premium Dynamite!!、2004 K

マルちゃんのこと

 「死国」とかで有名な直木賞作家・坂東眞砂子氏が日経新聞の「プロムナード」に寄稿したエッセイ「子猫殺し」が話題になってます。  内容としては、「飼い猫の避妊手術をしておらず、生まれてくる子猫を崖下に落として殺している」というもの。  とりあえず引用しましょう、って言うか、ハンパに引用してもなんですから、全文掲載しちゃいましょう。ググれば出てくる類のものですが、いちいち読んでる人に検索させるのもなんですので。著作権は…まぁいいや。 ~~~~~~~~~~~ 『子猫殺し』  こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている。世の動物愛護家には、鬼畜のように罵倒されるだろう。動物愛護管理法に反するといわれるかもしれない。そんなこと承知で打ち明けるが、私は子猫を殺している。  家の隣の崖の下がちょうど空地になっているので、生まれ落ちるや、そこに放り投げるのである。タヒチ島の私の住んでいるあたりは、人家はまばらだ。草ぼうぽうの空地や山林が広がり、そこでは野良猫、野良犬、野鼠などの死骸がごろごろしている。子猫の死骸が増えたとて、人間の生活環境に被害は及ぼさない。自然に還るだけだ。  子猫殺しを犯すに至ったのは、色々と考えた結果だ。  私は猫を三匹飼っている。みんな雌だ。雄もいたが、家に居つかず、近所を徘徊して、やがていなくなった。残る三匹は、どれも赤ん坊の頃から育ててきた。当然、成長すると、盛りがついて、子を産む。タヒチでは、野良猫はわんさかいる。これは犬も同様だが、血統書付きの犬猫ででもないと、もらってくれるところなんかない。避妊手術を、まず考えた。しかし、どうも決心がつかない。獣の雌にとっての「生」とは、盛リのついた時にセックスして、子供を産むことではないか。その本質的な生を、人間の都合で奪いとっていいものだろうか。  猫は幸せさ、うちの猫には愛情をもって接している、猫もそれに応えてくれる、という人もいるだろう。だが私は、猫が飼い主に甘える根元には、餌をもらえるからということがあると思う。生きるための手段だ。もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。  飼い猫に避妊手術を施すことは、飼い主の責任だといわれている。しかし、それは飼い主の都合でもある。  子猫が野良猫となると

後を引く予定調和

亀田興殻といえば、いまや日本一有名なボクサーとしてつとに有名。多分、ガッツ石松が元ボクサーで、しかもWBCライト級を5回も防衛した偉大なチャンピオンだということを知らなくても、亀田三兄弟の名前を全員言えるという人はたくさんいるんじゃないですかね。 環境省のイメージキャラクターに選出されたり、ローソンでも亀田弁当その他が売り出されるなど、まるで人気タレントの如く引っ張りだこの彼ですが、でも本業はあくまでプロボクサー。 で、本日行われましたのが、WBA世界ライトフライ級王座決定戦。 それにまつわる不穏な話は、ググれば山のように出てきますのでここでは割愛。とりあえず、観戦記と言うか、観戦中の心の動きをドゾ。 1R:家族からスカパーについての質問攻めにあい、全然観れなかった。ていうかダウン!ダウンシーン見逃したやん! 2R:B-CASカードの特性についての質問攻めにあい、全然観れなかった。頼むからボクシング観させてください…。 3R:だから、スカパーの契約は機械単位じゃなくって、カード単位なんだってば! 4R:ようやく落ち着いて観られる…。ていうか、アッパー危ねっ! 前評判と違うじゃん、ランダエタ強ぇ! 5R:うーん…。実質2階級も差があるのに、こういう試合展開になるか…。これはひょっとするとひょっとするかも…。 6R:うぁー、完全にアウトボクスされちゃってる…。さすが経験値が違うなぁ。いかにパンチの威力が違うとはいえ、当たらなけりゃ…。 7R:おおっ、亀田盛り返したっ! 根性あるなぁ。 8R:ランダエタが失速したか? でも亀田もジャブもらいすぎ…。一発当たればKOできるかもしれないけど、判定だと微妙…。あ、でも、会場日本だし、判定は有利になるのか…。よほどの大差がなければ亀田の勝ち? 9R:ランダエタ、完全にアウトボクスか…。いやらしいけど、巧い。さすが世界戦を何度もやってるだけある…。 10R:まだ行くか亀田! ここに来てこれほど打てるのか! 予想に反して良い試合になったじゃん! 負けても良いから行け行け! 11R:うぁー、パンチもらいすぎ。ていうか、足に来てる? これは決まったか…? 12R:だめだぁー。完全に失速した…。総獲得ポイントも…だめだろうなぁ、ポコポコと攻撃も

須藤元気サイン会

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今日は格闘技の話でも。 何でいきなりそんなことを言い出しているかというと、本日18時より名古屋テルミナ地下街の三省堂書店で行われていた、総合格闘家・須藤元気選手の握手&サイン会に行ってきたからです。 「風の谷のあの人と結婚する方法」という、彼のエッセイ本の発売記念イベントですが、いやー、いつもは賑わってはいても常識的な範囲を保っている三省堂の人口密度が、かなり熱いことになってましたな。特に若い女性の姿が多く、黄色い歓声があちらこちらから聞こえてきます。一般の人にも、格闘技が浸透してきた証拠なのかなぁ。 ちなみに、須藤元気選手を知らない人のために、以下簡単な紹介。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 須藤元気(ビバリーヒルズ柔術クラブ 1978年3月8日生) グレコローマンスタイルのレスリング技術をベースにする総合格闘家で、トリッキーかつ計算高い試合運びが特徴。現役選手の中でもトップクラスと言われる抜群のグラウンドテクニックもさることながら、何より秀逸なのは、相手の攻撃をかわしつつ、徐々に自分のペース・間合いに引きずり込んでいく、そのゲームメイクのセンス。 2003年の「K-1 Premium 2003 Dynamite!!」で、自分よりも110.1キロも重いバタービーンを相手に、リングを縦横無尽に駆け回って翻弄した挙句、最後にはヒールホールドでタップアウトを奪ってしまったことは記憶に新しい。 また、大勢のダンサーを引き連れたド派手な入場パフォーマンスは、回を重ねるごとに派手さを増している。 2005年大晦日の「K-1 Premium 2005 Dynamite!!」メインイベントで、HERO'S初代チャンピオンを賭けて山本"KID"徳郁と対戦。1R 4分39秒にKIDのカウンターを浴びてダウン。追撃のパウンド中にレフェリーストップがかかり、惜しくも敗退した。 その後、2006年3月の「HERO'S 2006」でムエタイ選手のオーレ・ローセンと対戦。1Rに左ひざを負傷するというハプニングの中、冷静な試合運びで見事判定勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ この選手、格闘家には珍しいインテリで、哲学や宗教にやたら詳しい

SILENT HILL ~現世と常世の狭間に~

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今日は休日出勤の代休日ということで、朝から羽を伸ばしてまいりました。 目的地は、こないだの土曜日にも遊びに行ったイオンモール。お目当ては、TOHO CINEMASで上映中のホラー映画、SILENT HILL。プレイステーション用ゲームとして発売され「ゲーム史上最も怖いゲーム」として世界中で絶賛を浴びた同名タイトルの映画化作品です。 筆者はこのゲームの2作品目、「SILENT HILL2」(最期の詩、ではない方)を所持しており、プレイ当時、その凄絶なまでの映像美と、忍び寄る恐怖の演出に驚嘆したものです。今日は、その時のドキドキ感を胸にしのばせながら、どんな風に映画化されているのか楽しみにして、インプレッサ君を飛ばしてきました。 さて、ちょっと早めに家を出たので、10時に現地に到着。ファーストショーが11時10分からなので、まだ1時間ばかりあるので、その間に遅めの朝食。余った時間をゲームコーナーの「GUILTY GEAR XX SLASH」で潰しながら、時間まで待ち。ちなみに、メイを愛機にノーミスで聖騎士団ソルまで行って、ストレートで負けました。強すぎです。 さて、時間になったのでホールに。…見事にガラガラです。平日のファーストではこんなものか。…作品がマイナーだから、というのもあるかも…。くそっ、「ダ・ヴィンチ・コード」や「ミッション・インポッシブル3」ばかりが映画じゃないぞ。ちなみに、世の中の読書家は大まかに二派に分かれて、ベストセラーを読むやつと読まないやつになります。筆者は明らかに後者…。いいんだ、マイナー路線こそわが人生。 ともあれ、おきまりのコマーシャルを経て、いよいよ本編に。…では、以下はレビュー文体でゴー! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ SILENT HILL ~現世と常世の狭間に~ この物語は…とても、静かだ。タイトルの「SILENT」は、決して街の名前というだけに収まらない。構築された作品世界はどこまでも静かで、そして哀しい。それは、我々がホラー映画と言う単語から想像する、ある種のパニック的な――冷笑的に言えばにぎやかな様子――とは180度違う、極めて静かで、そして深い哀しみだ。 冒頭の焦燥感溢れる呼び声と、観る者ごと加速度を増していくかのようなカーチェイスを経て、主人公ロ

別荘暮らしの彼女たち

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左の画像はなんだろな~っと。一見しただけでは、ふあふあもこもこの何か、としか判りませんが、正体は犬です。 ウチの親父様が定年後の退職金をはたいて別荘…というには少々地味でこじんまりしてますが、まぁその類のものを県外に購入しまして、現在ひと月の何割かはそちらで晴耕雨読の生活をしています(私は実家)。 で、そちらの方でも犬を飼いたいということで、最初は、すでにウチで飼われていましたコロンちゃん(9歳♀)を連れて行っていたんですが、水が合わないのか自分の匂いがついていないからなのか嫌がるらしく、彼女についてはこれまで通り実家暮らしをしていただくことに。 まぁ、彼女を連れて行かれると私も寂しいので、それについてはウェルカムですけど。 でも、親父さんも犬スキーなので、別宅で犬を飼うのを諦めきれないらしく、結局獣医さんから犬をもらうことに(雑種だとタダでくれるのですよ)。で、もらってきた犬2匹のうちの1匹が左上の毛むくじゃらなわけです。 とりあえず、正面から見た写真がこちら。名前はマルちゃん(0歳♀)。じっとしていないので写真を撮るのがたいへんでしたが、まぁイイ感じにどアップで取れました。 で、もう一匹がこちらの写真に写っているプルちゃん(0歳♀)。 マルちゃんプルちゃんておかしな名前だな、と思われるでしょうが、この名前は二つとも、ずっと前にウチで飼っていた犬の名前のお下がりなのですよ。旧マルちゃんと旧プルちゃんは親子関係でして、2人ともとっても仲が良く、また愛想も良かったので、けっこう近所の人気者だったりしました。2人が死んじゃってから数年たってもなお「マルちゃんとプルちゃんってさぁ」と話をされるような、そんな子達でした。 そんな2人のように、仲良く育ってほしい…と考えたのか何なのか、実は知りません(笑。私が仕事から帰ってきたときには既にそう名前をつけられてしまっていたのですよ。 他の名前もけっこう考えてたんだけどな。メロディとかクッキーとか他多数。 まぁ、何はともあれ、新しい家族が来たわけで、家の中がにぎやか…にならないな、彼女たちは別荘暮らしだからな。 と、ともかく、健康に育ってほしいものです。 …そういえば、親父さんもけっこう歳なんだ

アマテラス、かわいー♪

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最近、テレビでプレイする据え置きゲーム機の存在価値がわからなくなってきてます。 PS2程度のスペックはPSPで実現されているわけだし、それ以上を望むなら、パソコンをグレードアップした方がよりハイスペックを狙える。ゲームとしての面白さに関してはニンテンドーDSに追従するものが現在ない…。大画面と音響はゲームの本質とはほとんど関係ないし、ワイヤレス通信当たり前の現在では複数人プレイも携帯ゲーム機でOK。 上記のことを考えると、テレビ前の据え置きであるメリットがさして思いつかないわけです。そういうわけで、最近では任天堂Wiiがたいへん楽しみな白詰草。 ただし… ハードがどうであろうとも、最終的に面白いかそうでないかを決定する要素は、実際に遊ぶ「ソフトウェア」の方です。左上に画像が上がっている「大神」(CLOVER STUDIO)は、最近稼動していなかったPS2の、久々のスマッシュヒットゲーム。これは面白い。こういう作品をずっと待っていました。 神話のような導入で始まる物語と、絵筆で描いたようなグラフィックで表現される日本の美しい自然。草木の陰に咲いた一輪の花や、大輪に咲き誇った桜の香り、村はずれの川のせせらぎや夕餉の支度の音、風と日差しが踊る昼間の大地に、ささやき声と月明かりが照らす夜の静間…。そんな情景まで肌で感じられるような温かい世界。 西洋ファンタジーに染まったゲームシーンで、ここまで日本の美を追求した作品が出るのはとてもうれしい。 無論、アクションゲームとしても秀逸。太陽神・天照大神の発現…狼の姿をした主人公アマテラスの、狼ならではの動作と、本作の特徴である筆しらべシステムが見事にマッチしていて、パッドを操作するのがとても楽しい。やたら煩雑なわけではなく、かといって単調ではない絶妙な操作性は、アクションゲーム初心者から上級者まで、わけ隔てなく楽しめるはず。 まだ始めたばかりの上、どうしても週末くらいしか遊べる時間がないのが惜しい。…まぁ、でもその分長く楽しめるかな? ちなみに現在、花咲谷を復活させて、神州平原の塞の芽にも花を咲かせたところ。まだ序盤ですね。旅はまだまだ続きます。 2006年6月7日 ――神居鈴

異議あり!

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日曜だというのに諸事情から仕事に行く羽目に。諸事情からと書くと何となく「なにかあったのか?」と思われそうですが、実はこのスケジュールは白詰草自身が立てたものであり、その理由もたいしたもんじゃありません。日曜じゃないと不都合だったからというだけで。明日代休とるし。職場にとってはむしろ迷惑だったでしょうね。 で、帰りに書店に立ち寄って、左の画像にあがっているムックを買ってきました。「逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!」(SoftBank Creative)。 ゲームボーイアドバンスとニンテンドーDSで人気を博している、CAPCOMの人気ゲーム「逆転裁判」シリーズのファンブックですね。内容は、以前に「ドリマガ(現ゲーマガ)」(SoftBank Creative)で展開されていた同名のコラムと、公式サイトで展開されていたWebコラムの再掲載。それと、同シリーズゲームのちょっとした紹介ですね。かなりコアな話ばかりなので、知らない人はまったく楽しめません。さすがファンブックです。 さて、ファンブックは底辺拡大につながらないようですから、このあたりで、同作のことを少しだけご紹介。 「逆転裁判」シリーズは、1~3までがゲームボーイアドバンスで、そして、1のリメイク+ニューエピソード追加版「蘇る逆転」と、キャラクターを一新した続編の4以降がニンテンドーDSでリリースされる、推理アドベンチャーゲームです。ビデオゲームの世界では珍しい、リーガルサスペンスを機軸としたミステリーで、メインである法廷パートでは、やたら威勢の良い弁護士さんや検事さんが「異議あり!」「待った!」と、何かの義務ででもあるかのように連呼します。現実の法廷ではそのような展開は普通ありませんが、そこはゲームならでは。あやしげな証人の語る話の矛盾を「異議あり!」と打ち破る爽快感は特筆モノです。 さて、そういったゲームデザインの話はともかく、「ミステリーとして見た時どうなのよ」と思われるでしょうが、それについては、筋金入りのミステリーマニアである白詰草が確約しましょう。「スゲー面白い」です。 基本が「証言の矛盾」「証拠物品の解釈」に重点のおかれたミステリーなので、先鋭的なミステリーマニアからすれば、多少古い体系を用いた構造ではありますが、そのあたりは、探偵パートで

DSEの疑惑と、PRIDEの試練

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<フジテレビは5日、人気格闘技「PRIDE(プライド)」を主催するイベント会社との契約を解除し、番組の放送をすべて取りやめると発表した。10日に放送予定だった収録済み番組の放送も中止する。フジテレビ広報部は「放送を継続することが不適切な事象が、イベント会社内であったため。契約違反に該当するものだが、具体的な内容はコメントできない」としている。(以下略:毎日新聞)> いやー…びっくりしましたね。青天の霹靂とはこういうことです。ライバルイベントK-1の、主にヘビー級イベントがファン不在の主催者運営を続けていくに比例してコンテンツ力が低下していく中、(相対的に)真剣勝負の世界を(相対的に)ファン主導で見せる手法で魅力を増し、一般への訴求力を高めていった…そのさなかのこのニュース。格闘技界、上半期最大のスキャンダルでしょう。 2chをはじめとしたネットBBSでもこの話題で持ちきりで、事実関係がはっきりしない中、憶測予測誹謗中傷の類が跳梁跋扈している模様です。 このフジの発表が…多くの予測で話されている通り"や"の付く"サンマ傷の集団"が原因としてあるならば…そうでなくとも、その疑惑を払拭できなく、あたかも真実のように語られることを抑制できなければ、かつて森下社長の自殺スキャンダルですら乗り切ったPRIDEの、これは最大の試練…いや、もしかすると致命傷にすらなるかもしれません。 「地上波で観られなくても、スカパーで観られるからいいよ」という楽観視の声もありますが、事態はそんな単純なものではないと考えます。「ブランドイメージの低下」が企業に与える打撃は、地上波が斬られるだけですむような、そんな軽いものではありません。あの、明治から連綿と続いた大財閥、三菱グループ傘下の三菱自動車工業ですら、そのイメージと信頼の低下が、同社をほぼ死に体にまで追い込んだことを忘れてはいけません。 さしあたって最大の問題は資金繰り。つまり、スポンサーです。これはもう相当厳しくなります。誰が好き好んで、"や"の付く自由業の方と繋がりのある(との疑惑のある)イベントにお金を払うでしょうか? 下手をすれば、自分たちに矛先が向きかねません。CM効果を狙ってスポンサードしているのに、"や"の付くサ

近所の萌えコンテンツはこち亀の夢を見るか?

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「キター!全国人気 安城のプラネタリウム番組 【愛知県】安城市役所に隣接する市文化センターのプラネタリウムの番組が、一部の愛好者たちの目に留まり、全国レベルでの静かな人気を呼んでいる。番組に登場するオリジナルのキャラクターの声に、人気声優が使われているのが理由らしい」(中日新聞) …ついご近所にそんな萌えコンテンツがあったとは夢にも思いませんでした(笑。 実は10年以上前に安城市のとある高校に通っていた身ですが、当時からあったっけ…? それにしても、"萌え"という単語も、ずいぶんあちこちで聞くようになりました。オタク文化がここまで一般化するとは、上京時に秋葉原でバイトしていた頃は夢にも思いませんでしたねぇ。 オタク=日陰者の図式で、オタク自身もそれを望んでいたフシがあり、一般化はイコール劣化と考えられていた時代はもう古いんですかね。…いや、日陰者なのは今でも一緒なのかな? でも、昔に比べると、ファッションセンスだけは…ほんの少しだけ、あがったかな? メガネにバンダナ、地味な袖シャツにジーパンでキメて、デイパックからポスターのサーベルを伸ばした古式ゆかしい姿は、最近はちょっと見ないですね。まぁ、今でも秋葉原に行けば、ひょっとしたらいるのかもしれませんけれど(現在は愛知県在住です。愛知のオタク街というと…大須かな?)。 さて、萌えブームどころか、マンガもアニメも子供だけのものだった時代から、ただの一度も休載せずに週刊連載記録を伸ばし続ける驚異の漫画、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋元治:集英社)も、ついに150巻です。凄いなぁ。1976年に連載開始だから、私が生まれる2年も前からです。 このシリーズを買い始めたのは、私がまだ東京に住んでいた頃。123巻だったか、擬宝珠檸檬ちゃんがハムスターを飼育する話(1181話「檸檬が泣いた日…」)を読んで、いたく感動したことがきっかけでした。その後、何かに取り憑かれたように1巻から続々と買い揃え始めた私を、当時行きつけだった商店街の、小さな書店のおじさんが奇異な目で見ていたものでした。…ちなみに、それがきっかけで、そのおじさんと仲良くなったり…懐かしい思い出です。 内容も、相変わらずパワフルで痛快です。マンネリ化しているなどと評する向きもありますが