境界の匂い

寺とか神社とか好きで、よく見に行ったりします。旅行でも優先的にそういうスポットを選んで行き先を決めますし、休日に暇だと近場の寺社仏閣に足を運びもします。 とはいえ特段勉強して詳しいというわけでもなく、多分に「雰囲気」が好きなんですよね。そこにある縁起や歴史よりも、その場所に集う人や街の気配、そういうものにこそ魅力を感じます。 大提灯(大須観音) PENTAX K-5IIs + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC HSM 特に、地域密着型というか、その地域に寄り添うようにして建つ寺社は、俗世の猥雑な気配や煩悩が苔のようにこびりついている感じがして、なんとも言えない味わいがあります。名古屋近辺が行動範囲の中心となっている自分にとっては、例えば大須の万松寺、あるいは大須観音(真福寺宝生院)あたりが好みです。神社よりお寺さんのほうがなんとなく市民に寄り添ってる感じでしょうか。神社はもうちょっと超然としたイメージです。氏神さまだとそうでもないですが。 浄水にとまる鳩(大須観音) PENTAX K-5IIs + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 II DC HSM