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別荘暮らしの彼女たち

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左の画像はなんだろな~っと。一見しただけでは、ふあふあもこもこの何か、としか判りませんが、正体は犬です。 ウチの親父様が定年後の退職金をはたいて別荘…というには少々地味でこじんまりしてますが、まぁその類のものを県外に購入しまして、現在ひと月の何割かはそちらで晴耕雨読の生活をしています(私は実家)。 で、そちらの方でも犬を飼いたいということで、最初は、すでにウチで飼われていましたコロンちゃん(9歳♀)を連れて行っていたんですが、水が合わないのか自分の匂いがついていないからなのか嫌がるらしく、彼女についてはこれまで通り実家暮らしをしていただくことに。 まぁ、彼女を連れて行かれると私も寂しいので、それについてはウェルカムですけど。 でも、親父さんも犬スキーなので、別宅で犬を飼うのを諦めきれないらしく、結局獣医さんから犬をもらうことに(雑種だとタダでくれるのですよ)。で、もらってきた犬2匹のうちの1匹が左上の毛むくじゃらなわけです。 とりあえず、正面から見た写真がこちら。名前はマルちゃん(0歳♀)。じっとしていないので写真を撮るのがたいへんでしたが、まぁイイ感じにどアップで取れました。 で、もう一匹がこちらの写真に写っているプルちゃん(0歳♀)。 マルちゃんプルちゃんておかしな名前だな、と思われるでしょうが、この名前は二つとも、ずっと前にウチで飼っていた犬の名前のお下がりなのですよ。旧マルちゃんと旧プルちゃんは親子関係でして、2人ともとっても仲が良く、また愛想も良かったので、けっこう近所の人気者だったりしました。2人が死んじゃってから数年たってもなお「マルちゃんとプルちゃんってさぁ」と話をされるような、そんな子達でした。 そんな2人のように、仲良く育ってほしい…と考えたのか何なのか、実は知りません(笑。私が仕事から帰ってきたときには既にそう名前をつけられてしまっていたのですよ。 他の名前もけっこう考えてたんだけどな。メロディとかクッキーとか他多数。 まぁ、何はともあれ、新しい家族が来たわけで、家の中がにぎやか…にならないな、彼女たちは別荘暮らしだからな。 と、ともかく、健康に育ってほしいものです。 …そういえば、親父さんもけっこう歳なんだ

アマテラス、かわいー♪

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最近、テレビでプレイする据え置きゲーム機の存在価値がわからなくなってきてます。 PS2程度のスペックはPSPで実現されているわけだし、それ以上を望むなら、パソコンをグレードアップした方がよりハイスペックを狙える。ゲームとしての面白さに関してはニンテンドーDSに追従するものが現在ない…。大画面と音響はゲームの本質とはほとんど関係ないし、ワイヤレス通信当たり前の現在では複数人プレイも携帯ゲーム機でOK。 上記のことを考えると、テレビ前の据え置きであるメリットがさして思いつかないわけです。そういうわけで、最近では任天堂Wiiがたいへん楽しみな白詰草。 ただし… ハードがどうであろうとも、最終的に面白いかそうでないかを決定する要素は、実際に遊ぶ「ソフトウェア」の方です。左上に画像が上がっている「大神」(CLOVER STUDIO)は、最近稼動していなかったPS2の、久々のスマッシュヒットゲーム。これは面白い。こういう作品をずっと待っていました。 神話のような導入で始まる物語と、絵筆で描いたようなグラフィックで表現される日本の美しい自然。草木の陰に咲いた一輪の花や、大輪に咲き誇った桜の香り、村はずれの川のせせらぎや夕餉の支度の音、風と日差しが踊る昼間の大地に、ささやき声と月明かりが照らす夜の静間…。そんな情景まで肌で感じられるような温かい世界。 西洋ファンタジーに染まったゲームシーンで、ここまで日本の美を追求した作品が出るのはとてもうれしい。 無論、アクションゲームとしても秀逸。太陽神・天照大神の発現…狼の姿をした主人公アマテラスの、狼ならではの動作と、本作の特徴である筆しらべシステムが見事にマッチしていて、パッドを操作するのがとても楽しい。やたら煩雑なわけではなく、かといって単調ではない絶妙な操作性は、アクションゲーム初心者から上級者まで、わけ隔てなく楽しめるはず。 まだ始めたばかりの上、どうしても週末くらいしか遊べる時間がないのが惜しい。…まぁ、でもその分長く楽しめるかな? ちなみに現在、花咲谷を復活させて、神州平原の塞の芽にも花を咲かせたところ。まだ序盤ですね。旅はまだまだ続きます。 2006年6月7日 ――神居鈴

異議あり!

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日曜だというのに諸事情から仕事に行く羽目に。諸事情からと書くと何となく「なにかあったのか?」と思われそうですが、実はこのスケジュールは白詰草自身が立てたものであり、その理由もたいしたもんじゃありません。日曜じゃないと不都合だったからというだけで。明日代休とるし。職場にとってはむしろ迷惑だったでしょうね。 で、帰りに書店に立ち寄って、左の画像にあがっているムックを買ってきました。「逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!」(SoftBank Creative)。 ゲームボーイアドバンスとニンテンドーDSで人気を博している、CAPCOMの人気ゲーム「逆転裁判」シリーズのファンブックですね。内容は、以前に「ドリマガ(現ゲーマガ)」(SoftBank Creative)で展開されていた同名のコラムと、公式サイトで展開されていたWebコラムの再掲載。それと、同シリーズゲームのちょっとした紹介ですね。かなりコアな話ばかりなので、知らない人はまったく楽しめません。さすがファンブックです。 さて、ファンブックは底辺拡大につながらないようですから、このあたりで、同作のことを少しだけご紹介。 「逆転裁判」シリーズは、1~3までがゲームボーイアドバンスで、そして、1のリメイク+ニューエピソード追加版「蘇る逆転」と、キャラクターを一新した続編の4以降がニンテンドーDSでリリースされる、推理アドベンチャーゲームです。ビデオゲームの世界では珍しい、リーガルサスペンスを機軸としたミステリーで、メインである法廷パートでは、やたら威勢の良い弁護士さんや検事さんが「異議あり!」「待った!」と、何かの義務ででもあるかのように連呼します。現実の法廷ではそのような展開は普通ありませんが、そこはゲームならでは。あやしげな証人の語る話の矛盾を「異議あり!」と打ち破る爽快感は特筆モノです。 さて、そういったゲームデザインの話はともかく、「ミステリーとして見た時どうなのよ」と思われるでしょうが、それについては、筋金入りのミステリーマニアである白詰草が確約しましょう。「スゲー面白い」です。 基本が「証言の矛盾」「証拠物品の解釈」に重点のおかれたミステリーなので、先鋭的なミステリーマニアからすれば、多少古い体系を用いた構造ではありますが、そのあたりは、探偵パートで

DSEの疑惑と、PRIDEの試練

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<フジテレビは5日、人気格闘技「PRIDE(プライド)」を主催するイベント会社との契約を解除し、番組の放送をすべて取りやめると発表した。10日に放送予定だった収録済み番組の放送も中止する。フジテレビ広報部は「放送を継続することが不適切な事象が、イベント会社内であったため。契約違反に該当するものだが、具体的な内容はコメントできない」としている。(以下略:毎日新聞)> いやー…びっくりしましたね。青天の霹靂とはこういうことです。ライバルイベントK-1の、主にヘビー級イベントがファン不在の主催者運営を続けていくに比例してコンテンツ力が低下していく中、(相対的に)真剣勝負の世界を(相対的に)ファン主導で見せる手法で魅力を増し、一般への訴求力を高めていった…そのさなかのこのニュース。格闘技界、上半期最大のスキャンダルでしょう。 2chをはじめとしたネットBBSでもこの話題で持ちきりで、事実関係がはっきりしない中、憶測予測誹謗中傷の類が跳梁跋扈している模様です。 このフジの発表が…多くの予測で話されている通り"や"の付く"サンマ傷の集団"が原因としてあるならば…そうでなくとも、その疑惑を払拭できなく、あたかも真実のように語られることを抑制できなければ、かつて森下社長の自殺スキャンダルですら乗り切ったPRIDEの、これは最大の試練…いや、もしかすると致命傷にすらなるかもしれません。 「地上波で観られなくても、スカパーで観られるからいいよ」という楽観視の声もありますが、事態はそんな単純なものではないと考えます。「ブランドイメージの低下」が企業に与える打撃は、地上波が斬られるだけですむような、そんな軽いものではありません。あの、明治から連綿と続いた大財閥、三菱グループ傘下の三菱自動車工業ですら、そのイメージと信頼の低下が、同社をほぼ死に体にまで追い込んだことを忘れてはいけません。 さしあたって最大の問題は資金繰り。つまり、スポンサーです。これはもう相当厳しくなります。誰が好き好んで、"や"の付く自由業の方と繋がりのある(との疑惑のある)イベントにお金を払うでしょうか? 下手をすれば、自分たちに矛先が向きかねません。CM効果を狙ってスポンサードしているのに、"や"の付くサ

近所の萌えコンテンツはこち亀の夢を見るか?

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「キター!全国人気 安城のプラネタリウム番組 【愛知県】安城市役所に隣接する市文化センターのプラネタリウムの番組が、一部の愛好者たちの目に留まり、全国レベルでの静かな人気を呼んでいる。番組に登場するオリジナルのキャラクターの声に、人気声優が使われているのが理由らしい」(中日新聞) …ついご近所にそんな萌えコンテンツがあったとは夢にも思いませんでした(笑。 実は10年以上前に安城市のとある高校に通っていた身ですが、当時からあったっけ…? それにしても、"萌え"という単語も、ずいぶんあちこちで聞くようになりました。オタク文化がここまで一般化するとは、上京時に秋葉原でバイトしていた頃は夢にも思いませんでしたねぇ。 オタク=日陰者の図式で、オタク自身もそれを望んでいたフシがあり、一般化はイコール劣化と考えられていた時代はもう古いんですかね。…いや、日陰者なのは今でも一緒なのかな? でも、昔に比べると、ファッションセンスだけは…ほんの少しだけ、あがったかな? メガネにバンダナ、地味な袖シャツにジーパンでキメて、デイパックからポスターのサーベルを伸ばした古式ゆかしい姿は、最近はちょっと見ないですね。まぁ、今でも秋葉原に行けば、ひょっとしたらいるのかもしれませんけれど(現在は愛知県在住です。愛知のオタク街というと…大須かな?)。 さて、萌えブームどころか、マンガもアニメも子供だけのものだった時代から、ただの一度も休載せずに週刊連載記録を伸ばし続ける驚異の漫画、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋元治:集英社)も、ついに150巻です。凄いなぁ。1976年に連載開始だから、私が生まれる2年も前からです。 このシリーズを買い始めたのは、私がまだ東京に住んでいた頃。123巻だったか、擬宝珠檸檬ちゃんがハムスターを飼育する話(1181話「檸檬が泣いた日…」)を読んで、いたく感動したことがきっかけでした。その後、何かに取り憑かれたように1巻から続々と買い揃え始めた私を、当時行きつけだった商店街の、小さな書店のおじさんが奇異な目で見ていたものでした。…ちなみに、それがきっかけで、そのおじさんと仲良くなったり…懐かしい思い出です。 内容も、相変わらずパワフルで痛快です。マンネリ化しているなどと評する向きもありますが