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夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.6

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 前回からの続きで、鈴鹿1000km編。  ひたすらシャッター切ってたら、1枚目のSDカードがいっぱいになったので、いったんテントの休憩所に退避。失敗写真の削除作業に入ります。  筆者は基本的に腕がヘボいので、大量の手ぶれだのピント合ってないのどうしようもないのが量産されているため、定期的にそういうのを削除しないと、家に帰った後に泣きを見るんですよね……。普段は10枚ほど撮ってはそういう作業を繰り返すんですが、雨降ってて操作の自由度が効かないので、今回はダーっと撮ってから一気にやることに。幸い耐久レースなので、時間はたっぷりある。  まずはレインカバーを外さねば。そういえば雨は浸みてないよね?とドキドキしながらカバーをめくると、うおお鏡筒がなんか妙に濡れている!くそぅ、やっぱり雨の日はこうなるか!  なぜ濡れているかというと、湿気がこもるからですね。レインカバー自体はしっかり仕事をしていて、ぜんぜん水を通してないんですが、なにぶん湿度自体が高い上になんだかんだ夏なので、湿気がこもって濡れてしまう。  やだなぁこれ、表面だけならいいけど、レンズ内部に結露したらカビが生えちゃうじゃん……。このレンズ(SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary)、マウント部だけはゴムシーリングしてあるけど、他はノーガードですからね。こういう時は「やっぱりContemporaryじゃなくてSportsにするべきだったか?」とか、「Lレンズを導入すべきか……」とか思っちゃう。  まぁ嘆いていても仕方ないので、濡れた鏡筒を拭き拭きして、レインカバーはバッサバッサと水を飛ばし、広げて脇に。さいわいこの休憩所はそこそこスペースがあるので、混み合うまではこれでなんとか乾かそう。その間に、ディスプレイを見ながらダメなのをひたすら削除。  しかしここでトラブル発生。寝不足と日々の疲れが出たか、削除作業中に寝落ち!カメラを持ったまま、ふっと眠気が来たかと思ったらそのまま意識が暗転。しばらくずっと寝てしまいました。  そして起きたら、なんと晴れているではないか! 実際のところ寝ていたのは数十分でしたが、その間に晴れ間が出ているとは。急いで削除作業を完了して、観客席に復帰。見たところセーフティカーラン中だったので、再び歩いて逆バンクまで。

夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.5

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 前回からの続きで、鈴鹿1000km編。  降り続く雨の中、まだまだ逆バンク近辺でがんばります。というか雨の中をそんなに歩き回りたくない。ちょろちょろ動き回ってる間に機材が濡れるかもしれないし、ここと決めたらじっくり腰を据えておきたい。なお前回書き忘れましたがCanon EOS 70D + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryです。決勝はこれ一本。 Audi Team Hitotsuyama R8 LMS ultra 600mm(トリミング有)・ ISO200・F11・1/100  雨が止めばともかく、そうでなければ、あと2〜3エリア回るだけかなという程度。晴れてたらスプーンまで遠征しようかと思ってましたが、今日は自重。  これがF1かF1開催後のイベントだったら「もう今日カメラが壊れちゃってもいい!」という覚悟で好き放題動き回りましたが、8月末時点のスーパーGTでそれはできない。まぁF1だとエリアが限定されるから、動くに動けないんですがね。今年はカメラマンエリアチケット買ってるよ! JMS LMcorsa Z4 280mm(トリミング有)・ ISO100・F8・1/125

夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.4

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 前回からの続きで、鈴鹿1000km編。  レーシングシアターから出ても雨はまだ降り続いているし、決勝スタートまで特にやることもないので(というか歩き回りたくないので)、グランドスタンドで雨宿り。早めの昼食として梅おろしトンテキ弁当を食べつつ、雨やまないかなーと期待して待つことしばらく。結局雨は降りやまず、しとしとと落ちてくる雨粒の中をてくてく逆バンクまで。  こうなったら仕方がない、覚悟していた通り、雨の中での撮影だ!  で、今回装着しましたのが、こちら、 マーティンのレインカバー 。アイカップのところで留められるのが使いやすそうで買いました。あとCanon純正は高いし……。  レインカバーは初体験なので、どのくらい雨を防げるのかなー、とおっかなびっくりです。  そうして開会宣言やら国歌演奏ののち、恒例の「Are you Ready!?」をやって、ついに鈴鹿1000km決勝フォーメーションラップ。  まずはGT500クラスの車両からうねうねウィービングしながら走ってきます。  S Road MOLA GT-R 600mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/250 CALSONIC IMPUL GT-R 600mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/250  雨の中だけど普通っぽいですか? でもこれはまだフォーメーションラップ中ですからね……。上の写真はちょっと強めにレタッチしていますが、撮って出しのJPEGでもまぁ雨の気配は大して見えません。  しかしレースが始まったらこんなもんじゃあない。

夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.3

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 前回からの続きで、鈴鹿1000km編。  予選から一夜明けて決戦の日曜日。朝からあいにくの雨で、天気予報でも降水確率は一日中高止まり。こりゃ大変だと思いつつ、それでも家でテレビ観戦という選択肢も、撮影はやめて屋根の下で観戦という選択肢も採用せず、「雨のモータースポーツ写真!」という感じで意気揚々と家を出る。9月末にはF1ですし、もし雨が降った時のため用に買ったレインカバーも試したかったのでね。  あ、でも今回アップされている写真は、すべてPENTAX Q10と01 STANDARD PRIMEによるものです。レースの写真はまた次回以降に。  さて、観客数の多いスーパーGTのこと、かなり早朝に家を出まして開場30分くらい前には鈴鹿近辺にいましたが、それでもサーキットの駐車場は満車。しかたない民間に駐めるか、と考えましたが、その前にダメ元で南コースまで足をのばしてみることに。昨年だか一昨年だかはこちらの臨時駐車場もチケット制だったけれど、もしかするとそれ以外の人にも開放してるかも。どうせ決勝のスタートは午後からだし、時間はあるしということで行ってみたところ、ビンゴ、前売り駐車券なしで駐められました。  しかし、未だに不思議なのは、南コースへの道を入って行って誘導されたのが、西パドック駐車場なんですよね。他のお客さんは駐車場とは名ばかりの南コース上に誘導されてるのに、一体なぜ……。  しかも誰も集金にこないぞ。いやまぁ元々SMSC会員特典でタダで駐めさせてもらおうと思ってたから同じことだけど、なんだか落ち着かない。  それに同じ駐車場内にチームトレーラーとか競技車両みたいなのとか駐めてあるし……。 西パドック駐車場にて カーナンバー31はaprプリウスだけど……  まぁ深くは考えまい。  とりあえず、寝不足で猛烈に眠かったため、車内で少し仮眠をとることに。1時間ほどサーキットから聞こえてくるFIA F4選手権のエンジン音を子守唄に、ぐーぐー寝てました。  そして起きたら少し小雨になっていたので、行動開始です。南コース臨時駐車場からだと、近いゲートは西ストレートゲート。でもこのゲートから入ると、雨でぬかるんだ道を歩かなきゃいけない。  重いカメラを背負ってるし、間違って転んで壊したらヤダな……と不安になったので、西ストレー

夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.2

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 前回からの続きで、鈴鹿1000km編。  土曜午後は西コースで(というかヘアピンで)撮影。レンズも150-600mmから55-250mmに変更。  このEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM、ピント調整する前は「歩留まりってなんだっけ」レベルでとにかくピントが合わないことに悩まされましたが、調整してからは実用レベルまで改善。画質もカチッとした描写で好ましく、そうとう実力のあるレンズだなぁと、ようやく巷の高評価が納得いきました。  そらまぁ、お高いレンズに比べれば「AF爆速!」とはいかないし、防塵防滴なわけでなし、流し撮りモードもついてやしません。それにテレ端の周辺減光に至っては思わず笑っちゃうくらい盛大。  例えば下の写真はポルシェ・カレラカップの写真ですが、こんな色の濃いアスファルトばっかりの背景でもはっきり分かるくらい、四隅が減光してます。 ビンゴレーシング Canon EOS 70D + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm・ ISO320・F5.6・1/320  でも何しろこれ実売2万5千円程度ですしね。ワイド側では問題ありませんし、周辺減光くらい後処理でどうとでもなりますし、些細なことです。それよりも、ちゃんと追従してくれるAFやら、ジャスピン時の解像やらのほうがよほど重要で、そちらはまったく不満なし。 ビンゴレーシング 250mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/80  サーキット全域を考えると、テレ端250mm(換算400mm)は短いですが、ヘアピンの最前列からならちょうど良い焦点距離。ワイド端55mm(換算88mm)なら真横からでもマシン全体が入りますしね。  レンズが小さくて軽いので一脚も要りませんし、雨が降ってもレインカバーは小さいので済みますし、機動性も大変良いです。

夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.1

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 夏の思い出、次は8月29・30日に開催されたインターナショナル SUZUKA 1000kmです。1966年より続く日本モータースポーツ夏の祭典。本年も現地観戦してまいりました。  昨年一昨年は溶けるほど暑いカンカン照りでしたが、今年は曇天と雨の中でのレース。ある意味で過ごしやすい中での開催と言えなくもないですが、やっぱり鈴鹿1000kmは灼熱の太陽の下が似合うので、ちょっと残念だったかな。  とはいえ、F1の観客数に迫らんとするスーパーGTのこと、悪天候を物ともせず、両日とも現地観戦組で大盛況。台風直撃というわけでなし、雨が降ってる程度ならどうってことないない。 ARTA CR-Z GT 600mm(トリミング有)・ ISO100・F8・1/125  そんなわけで、まずは予選です。この日は午前中のセッションをSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryで、午後のセッションをCanon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMで撮影。  55-250mmは、8耐の後に他のレンズと一緒にCanonサポートにピント調整に出したので、その確認も兼ねてです。  ……実はこれは150-600mmをピント調整に出す前に出さなければいけなかったんですが、うっかりしていて逆になってしまいました。  Canonサポートのピント調整だと、まずボディを調整して、その後にレンズを調整するという手順を踏んでいるとのこと。通常なら問題ないのですが、150-600mmはこれより前、つまり今回ボディを調整する前の、未調整のボディに合わせてレンズをピント調整してしまっている(当たり前ですがSIGMAは別会社であるCanon機のボディの調整はしない)。  この状態でCanonでボディ側の調整が入れば、SIGMAレンズ側のピント調整は台無し。いや台無しは言い過ぎかもですが、まぁズレはしますよね普通に考えれば。   Canonに機材を預けてきた後に「あっ、これまずくね?」と気がつきましたが後の祭り。なので今回の鈴鹿1000kmでは、150-600mmで撮影した写真の歩留まりがかなりアレな有様(笑。  その代わり、ちゃんとピント調整したEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMの写りはたいへん向上して