夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.2
前回からの続きで、鈴鹿1000km編。
土曜午後は西コースで(というかヘアピンで)撮影。レンズも150-600mmから55-250mmに変更。
このEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM、ピント調整する前は「歩留まりってなんだっけ」レベルでとにかくピントが合わないことに悩まされましたが、調整してからは実用レベルまで改善。画質もカチッとした描写で好ましく、そうとう実力のあるレンズだなぁと、ようやく巷の高評価が納得いきました。
そらまぁ、お高いレンズに比べれば「AF爆速!」とはいかないし、防塵防滴なわけでなし、流し撮りモードもついてやしません。それにテレ端の周辺減光に至っては思わず笑っちゃうくらい盛大。
例えば下の写真はポルシェ・カレラカップの写真ですが、こんな色の濃いアスファルトばっかりの背景でもはっきり分かるくらい、四隅が減光してます。
でも何しろこれ実売2万5千円程度ですしね。ワイド側では問題ありませんし、周辺減光くらい後処理でどうとでもなりますし、些細なことです。それよりも、ちゃんと追従してくれるAFやら、ジャスピン時の解像やらのほうがよほど重要で、そちらはまったく不満なし。
サーキット全域を考えると、テレ端250mm(換算400mm)は短いですが、ヘアピンの最前列からならちょうど良い焦点距離。ワイド端55mm(換算88mm)なら真横からでもマシン全体が入りますしね。
レンズが小さくて軽いので一脚も要りませんし、雨が降ってもレインカバーは小さいので済みますし、機動性も大変良いです。
この焦点距離で大幅には大きくならなくて、さらに防塵防滴とか流し撮りモードとかを求めるとEF 70-300mm F4-5.6L IS USMとかになるんでしょうけど、差額は10万円。それを考えると、コストパフォーマンスは抜群ですね。もちろん、買えるだけのお金があれば、いわゆる「L」のほうが良いんでしょうけど(たぶん)。
さて、小さいレンズだから〜というわけではありませんが、今回アップしている写真は、カレラカップのポルシェの他は全部GT300クラスのマシン。
スーパーGTはGT500とGT300クラスがあり、ワークス系チームがしのぎを削るGT500、プライベーターの競演となるGT300、というような住み分けになってます。
純粋な「速さ」ではかなわないにせよ、GT300は参戦チームの多さに裏打ちされた「楽しさ」が魅力。ARTA CR-Z GTやSUBARU BRZ R&D SPORTみたいなかっこいいマシンから、GOODSMILE 初音ミク SLSやPACIFIC McLaren with μ'sのラブライブといった可愛らしいペイントのマシンまで、非常にバリエーション豊か。
人気のチームは個人スポンサーも多く、モータースポーツの迫力を体現するGT500クラスとは違った魅力で、ファン層を厚くしています。
そもそも車種が多いです。普通の人が普通に思う「スポーツカー」が走っているのはもちろん、普通なら絶対スポーツカーとは思わないであろう、トヨタ・プリウスがしれっと走っていたりします。しかも、今シーズンは現在ランキング2位という速さで。トップを行くGAINER TANAXチームの日産・GT-Rにはポイントで水をあけられてますが、それでも2番手は立派。
だってプリウスですよ、プリウス。ハイブリッドでエコカーの。ちなみに3番手につけているのはARTA CR-Z。こちらもハイブリッド。ハイブリッド強いな!
サーキットをフェラーリ・458イタリアやランボルギーニ・ガヤルドと並んでプリウスが走ってる様は、知らない人が見たら驚くこと請け合い。プリウスオーナーだったら大喜びでしょう。自分の乗ってる車が上位を走っているのを観れば。
「走る実験室」「地上を走る戦闘機」などと言われるフォーミュラカーは、その唯一無二の迫力やシャープさと引き換えに、親しみやすさはほとんどない(それゆえに魅力があるわけですが)。
逆に、こういったGTカーは、ベース車両が市販されている車、自分たちでも買える車なだけあって、その親しみやすさは抜群です。
スポンサーだってどこかで見たような企業ばかり。オートバックスやJ'msといったカー用品店とか、パナソニックとかDENSOといった大手企業は定番として、バンプレストやらブシロード等ゲーム会社、クレジット決済のNetMoveとか朝日新聞なんてのまである。それどころか、小さなロゴまでよーく見ると、どこぞの個人商店までスポンサー出資してる。上の写真のVivaCなんて建設機械の中古販売業者ですよ。
なに、観たくてもテレビでやってない? まぁスカパーだけですしね、放送。
でも大丈夫、ニコニコ生放送でも(有料だけど)中継してるから! 今の時代、ネットでも見られます。
サーキットが近くにあれば、いっそ現地観戦から始めちゃいましょー。F1のチケットは超お高いけど、スーパーGTなら6千円も出せば買えるから!
今回はここまで。続きはまた次回に。
当ブログはモータースポーツをしつこいほど応援しています。
土曜午後は西コースで(というかヘアピンで)撮影。レンズも150-600mmから55-250mmに変更。
このEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM、ピント調整する前は「歩留まりってなんだっけ」レベルでとにかくピントが合わないことに悩まされましたが、調整してからは実用レベルまで改善。画質もカチッとした描写で好ましく、そうとう実力のあるレンズだなぁと、ようやく巷の高評価が納得いきました。
そらまぁ、お高いレンズに比べれば「AF爆速!」とはいかないし、防塵防滴なわけでなし、流し撮りモードもついてやしません。それにテレ端の周辺減光に至っては思わず笑っちゃうくらい盛大。
例えば下の写真はポルシェ・カレラカップの写真ですが、こんな色の濃いアスファルトばっかりの背景でもはっきり分かるくらい、四隅が減光してます。
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ビンゴレーシング Canon EOS 70D + EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STM 250mm・ ISO320・F5.6・1/320 |
でも何しろこれ実売2万5千円程度ですしね。ワイド側では問題ありませんし、周辺減光くらい後処理でどうとでもなりますし、些細なことです。それよりも、ちゃんと追従してくれるAFやら、ジャスピン時の解像やらのほうがよほど重要で、そちらはまったく不満なし。
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ビンゴレーシング 250mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/80 |
サーキット全域を考えると、テレ端250mm(換算400mm)は短いですが、ヘアピンの最前列からならちょうど良い焦点距離。ワイド端55mm(換算88mm)なら真横からでもマシン全体が入りますしね。
レンズが小さくて軽いので一脚も要りませんし、雨が降ってもレインカバーは小さいので済みますし、機動性も大変良いです。
この焦点距離で大幅には大きくならなくて、さらに防塵防滴とか流し撮りモードとかを求めるとEF 70-300mm F4-5.6L IS USMとかになるんでしょうけど、差額は10万円。それを考えると、コストパフォーマンスは抜群ですね。もちろん、買えるだけのお金があれば、いわゆる「L」のほうが良いんでしょうけど(たぶん)。
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 200mm・ ISO320・F5.6・1/250 |
さて、小さいレンズだから〜というわけではありませんが、今回アップしている写真は、カレラカップのポルシェの他は全部GT300クラスのマシン。
スーパーGTはGT500とGT300クラスがあり、ワークス系チームがしのぎを削るGT500、プライベーターの競演となるGT300、というような住み分けになってます。
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ARTA CR-Z GT 200mm(トリミング有)・ ISO320・F5.6・1/250 |
純粋な「速さ」ではかなわないにせよ、GT300は参戦チームの多さに裏打ちされた「楽しさ」が魅力。ARTA CR-Z GTやSUBARU BRZ R&D SPORTみたいなかっこいいマシンから、GOODSMILE 初音ミク SLSやPACIFIC McLaren with μ'sのラブライブといった可愛らしいペイントのマシンまで、非常にバリエーション豊か。
人気のチームは個人スポンサーも多く、モータースポーツの迫力を体現するGT500クラスとは違った魅力で、ファン層を厚くしています。
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PACIFIC McLaren with μ's 200mm(トリミング有)・ ISO320・F5.6・1/250 |
そもそも車種が多いです。普通の人が普通に思う「スポーツカー」が走っているのはもちろん、普通なら絶対スポーツカーとは思わないであろう、トヨタ・プリウスがしれっと走っていたりします。しかも、今シーズンは現在ランキング2位という速さで。トップを行くGAINER TANAXチームの日産・GT-Rにはポイントで水をあけられてますが、それでも2番手は立派。
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TOYOTA PRIUS apr GT プリウスに見えない? でもプリウスです。 135mm(トリミング有)・ ISO200・F5・1/250 |
だってプリウスですよ、プリウス。ハイブリッドでエコカーの。ちなみに3番手につけているのはARTA CR-Z。こちらもハイブリッド。ハイブリッド強いな!
サーキットをフェラーリ・458イタリアやランボルギーニ・ガヤルドと並んでプリウスが走ってる様は、知らない人が見たら驚くこと請け合い。プリウスオーナーだったら大喜びでしょう。自分の乗ってる車が上位を走っているのを観れば。
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DIJON Racing GT-R 70mm(角度調整有)・ ISO100・F6.3・1/80 |
「走る実験室」「地上を走る戦闘機」などと言われるフォーミュラカーは、その唯一無二の迫力やシャープさと引き換えに、親しみやすさはほとんどない(それゆえに魅力があるわけですが)。
逆に、こういったGTカーは、ベース車両が市販されている車、自分たちでも買える車なだけあって、その親しみやすさは抜群です。
VivaC 86 MC 70mm・ ISO100・F6.3・1/80 |
スポンサーだってどこかで見たような企業ばかり。オートバックスやJ'msといったカー用品店とか、パナソニックとかDENSOといった大手企業は定番として、バンプレストやらブシロード等ゲーム会社、クレジット決済のNetMoveとか朝日新聞なんてのまである。それどころか、小さなロゴまでよーく見ると、どこぞの個人商店までスポンサー出資してる。上の写真のVivaCなんて建設機械の中古販売業者ですよ。
クレーン車はサーキットでも使うので無関係ではないですが、それでもなかなかインパクトはあります。
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NetMove GT-R 70mm(トリミング有)・ ISO100・F6.3・1/80 |
とりあえずモータースポーツのことはわからなくても、好きな会社がスポンサーしてるから応援しよう、なんていう動機で見始めるのもありでしょう。初音ミクやラブライブなんて、まさにそういう層を狙い撃ちしてるわけですしね。そして本当にファンを拡大したんだから。
最初の動機なんてなんでもいいんですよ。レースの内容だってわからなくていい。オートバックスでオイル交換してもらってるから、初音ミクが好きだから、そんな理由で応援するチームを決めて、そのチームが勝った負けた、抜いた抜かれたで一喜一憂してるだけで、モータースポーツ観戦の第一歩は完璧だ。それ以外のことは、何度も見ているうちに勝手に覚えます。
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GOODSMILE 初音ミク SLS 70mm・ ISO100・F6.3・1/80 |
なに、観たくてもテレビでやってない? まぁスカパーだけですしね、放送。
でも大丈夫、ニコニコ生放送でも(有料だけど)中継してるから! 今の時代、ネットでも見られます。
サーキットが近くにあれば、いっそ現地観戦から始めちゃいましょー。F1のチケットは超お高いけど、スーパーGTなら6千円も出せば買えるから!
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Audi R8 LMS ultra 200mm(トリミング有)・ ISO100・F10・1/30 Lightroomプリセット「Blue Dawn」適用 |
今回はここまで。続きはまた次回に。
当ブログはモータースポーツをしつこいほど応援しています。
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