夏の思い出たち 鈴鹿1000km編 part.4
前回からの続きで、鈴鹿1000km編。
レーシングシアターから出ても雨はまだ降り続いているし、決勝スタートまで特にやることもないので(というか歩き回りたくないので)、グランドスタンドで雨宿り。早めの昼食として梅おろしトンテキ弁当を食べつつ、雨やまないかなーと期待して待つことしばらく。結局雨は降りやまず、しとしとと落ちてくる雨粒の中をてくてく逆バンクまで。
こうなったら仕方がない、覚悟していた通り、雨の中での撮影だ!
で、今回装着しましたのが、こちら、マーティンのレインカバー。アイカップのところで留められるのが使いやすそうで買いました。あとCanon純正は高いし……。
レインカバーは初体験なので、どのくらい雨を防げるのかなー、とおっかなびっくりです。
そうして開会宣言やら国歌演奏ののち、恒例の「Are you Ready!?」をやって、ついに鈴鹿1000km決勝フォーメーションラップ。
まずはGT500クラスの車両からうねうねウィービングしながら走ってきます。
雨の中だけど普通っぽいですか? でもこれはまだフォーメーションラップ中ですからね……。上の写真はちょっと強めにレタッチしていますが、撮って出しのJPEGでもまぁ雨の気配は大して見えません。
しかしレースが始まったらこんなもんじゃあない。
白くなってきましたね。霧じゃないよ、水しぶきだよ!
ただでさえ水しぶきが上がるうえ、これはGT300クラスですから、前を走るGT500が巻き上げた分も混じってる。でもまだまだこんなもんじゃない、後ろになるにつれてどんどん白くなる。
ここまでくると、もう後ろの車両の色すらわからない!これが雨の中のGTレースだっ!
車単体で見るとオープンホイールのマシンはさらに凄い水量を巻きあげますが、スーパーGTはなにしろ車両数が多いので、一台一台はそれほどではなくても、結果的にこうなっちゃいます。
この中でレースするわけですよ、時速数百kmでね。モータースポーツはやっぱりスポーツです。
さて、後ろの方に比べて快適なのが上位勢です。トップ付近だとかなりクリア。どのくらいクリアかというとこのくらい。
思わず「ずるい!」と言いたくなるほどの快適さ。予選で上位に入ることの重要性がよくわかります。マシンの後ろの白い煙が、巻き上げた水しぶきですね。
1000km程度とはいえ耐久レースですから、序盤で上位だからといって勝てるとは限りませんが、それでも、これだけ走行時に差があればかなりのアドバンテージではあります。……でもやっぱり勝てるとは限らないんだよなぁ。
ともかく土砂降りとは行かないまでも雨のそぼ降る中、1000kmレースは周回を重ねていきます。カメラにレインカバー、自分はポンチョをまとって、じめじめするなか必死にマシンを追います。白くけぶる水しぶきのスクリーンがAFを邪魔するのか、晴れた日に比べるとピントの合焦がにぶいのがキツイ……。
そもそもこの時はレンズ自体が強烈に後ピン傾向だったので、余計に……。後に調整に出しましたが、いろんな意味でコンディションが良くありませんでした。
あと、張っている場所がそこまで高速になる場所じゃないのと、GTマシンなのでウォータースクリーンがたいして盛大には上がらないので、あんまり雨のレースっぽい写真になりませんね。絵面が全体的に白くなるだけというか……。B席スタンドとか130R付近とかの方が良かったかな?
そんな中でもなんとか「雨っぽいのを!」と思って、水しぶきが上がっていると思しき場所をアップにして撮る作戦に。
マシンのタイヤハウスから巻き上げた水が排出されてるようですから、そのあたりを狙ってみる。
なんとかそれっぽい?
まぁあまり小細工じみた撮り方してないで、この場所では普通にバトルシーンを狙うべきでしょうか。GTなら逆バンクでもオーバーテイクポイントになりますので。
いわゆるテイル・トゥ・ノーズの状態が前後に。まともに水しぶきを受けながらのコーナリング。
ちなみにメイン被写体はGT500クラスのRAYBRIG NSXですが、前にいるのはクリスタルクロコなのでGT300の車両。雨の逆バンクで上位クラスのマシンに張り付かれるのはキツイでしょうねえ。追突されかねないし。
ともかく、これなら雨っぽいですかね。
あとは、水しぶきじゃなくても、ヘッドライトを反射する路面が濡れた感じを醸してます。
やはり積極的にバトルシーンを狙っておいて、あわよくば雨っぽくなってればいいかというような……。いやそれも消極的すぎ?
フレーム内に1台のマシンしかいないときは、Lightroomでどアンダー調整してみるのはどうだろう。もっと濡れた感じになるかな?
雨の写真というよりナイトレースの写真のようになってしまった。まぁでもそこそこ濡れた感じではあるかな……。
雨のモータースポーツ写真は慣れないので手探りですが、いろんな撮り方がありそうです。もっと勉強したいなぁ。でも天気ばっかりは運任せなので、なかなか難しい。
今回はここまで、続きはまた次回に。
レーシングシアターから出ても雨はまだ降り続いているし、決勝スタートまで特にやることもないので(というか歩き回りたくないので)、グランドスタンドで雨宿り。早めの昼食として梅おろしトンテキ弁当を食べつつ、雨やまないかなーと期待して待つことしばらく。結局雨は降りやまず、しとしとと落ちてくる雨粒の中をてくてく逆バンクまで。
こうなったら仕方がない、覚悟していた通り、雨の中での撮影だ!
で、今回装着しましたのが、こちら、マーティンのレインカバー。アイカップのところで留められるのが使いやすそうで買いました。あとCanon純正は高いし……。
レインカバーは初体験なので、どのくらい雨を防げるのかなー、とおっかなびっくりです。
そうして開会宣言やら国歌演奏ののち、恒例の「Are you Ready!?」をやって、ついに鈴鹿1000km決勝フォーメーションラップ。
まずはGT500クラスの車両からうねうねウィービングしながら走ってきます。
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S Road MOLA GT-R 600mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/250 |
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CALSONIC IMPUL GT-R 600mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/250 |
雨の中だけど普通っぽいですか? でもこれはまだフォーメーションラップ中ですからね……。上の写真はちょっと強めにレタッチしていますが、撮って出しのJPEGでもまぁ雨の気配は大して見えません。
しかしレースが始まったらこんなもんじゃあない。
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TOYOTA PRIUS apr GT 560mm(トリミング有)・ ISO100・F6.3・1/250 |
白くなってきましたね。霧じゃないよ、水しぶきだよ!
ただでさえ水しぶきが上がるうえ、これはGT300クラスですから、前を走るGT500が巻き上げた分も混じってる。でもまだまだこんなもんじゃない、後ろになるにつれてどんどん白くなる。
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LEXUS TEAM WedsSport ADVAN RC F 400mm(トリミング有)・ ISO200・F6.3・1/320 |
ここまでくると、もう後ろの車両の色すらわからない!これが雨の中のGTレースだっ!
車単体で見るとオープンホイールのマシンはさらに凄い水量を巻きあげますが、スーパーGTはなにしろ車両数が多いので、一台一台はそれほどではなくても、結果的にこうなっちゃいます。
この中でレースするわけですよ、時速数百kmでね。モータースポーツはやっぱりスポーツです。
さて、後ろの方に比べて快適なのが上位勢です。トップ付近だとかなりクリア。どのくらいクリアかというとこのくらい。
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Epson NAKAJIMA RACING NSX CONCEPT-GT 400mm(トリミング有)・ ISO200・F6.3・1/320 |
思わず「ずるい!」と言いたくなるほどの快適さ。予選で上位に入ることの重要性がよくわかります。マシンの後ろの白い煙が、巻き上げた水しぶきですね。
1000km程度とはいえ耐久レースですから、序盤で上位だからといって勝てるとは限りませんが、それでも、これだけ走行時に差があればかなりのアドバンテージではあります。……でもやっぱり勝てるとは限らないんだよなぁ。
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Drago Modulo Honda Racing NSX CONCEPT-GT 400mm(トリミング有)・ ISO200・F8・1/320 |
ともかく土砂降りとは行かないまでも雨のそぼ降る中、1000kmレースは周回を重ねていきます。カメラにレインカバー、自分はポンチョをまとって、じめじめするなか必死にマシンを追います。白くけぶる水しぶきのスクリーンがAFを邪魔するのか、晴れた日に比べるとピントの合焦がにぶいのがキツイ……。
そもそもこの時はレンズ自体が強烈に後ピン傾向だったので、余計に……。後に調整に出しましたが、いろんな意味でコンディションが良くありませんでした。
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GAINER TANAX GT-R 400mm(トリミング有)・ ISO200・F6.3・1/320 |
あと、張っている場所がそこまで高速になる場所じゃないのと、GTマシンなのでウォータースクリーンがたいして盛大には上がらないので、あんまり雨のレースっぽい写真になりませんね。絵面が全体的に白くなるだけというか……。B席スタンドとか130R付近とかの方が良かったかな?
そんな中でもなんとか「雨っぽいのを!」と思って、水しぶきが上がっていると思しき場所をアップにして撮る作戦に。
マシンのタイヤハウスから巻き上げた水が排出されてるようですから、そのあたりを狙ってみる。
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PACIFIC McLaren with μ's 600mm(トリミング有)・ ISO200・F8・1/400 |
なんとかそれっぽい?
まぁあまり小細工じみた撮り方してないで、この場所では普通にバトルシーンを狙うべきでしょうか。GTなら逆バンクでもオーバーテイクポイントになりますので。
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RAYBRIG TEAM KUNIMITSU NSX CONCEPT-GT 300mm(トリミング有)・ ISO100・F8・1/125 |
いわゆるテイル・トゥ・ノーズの状態が前後に。まともに水しぶきを受けながらのコーナリング。
ちなみにメイン被写体はGT500クラスのRAYBRIG NSXですが、前にいるのはクリスタルクロコなのでGT300の車両。雨の逆バンクで上位クラスのマシンに張り付かれるのはキツイでしょうねえ。追突されかねないし。
ともかく、これなら雨っぽいですかね。
あとは、水しぶきじゃなくても、ヘッドライトを反射する路面が濡れた感じを醸してます。
やはり積極的にバトルシーンを狙っておいて、あわよくば雨っぽくなってればいいかというような……。いやそれも消極的すぎ?
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BMW Sports Trophy Team Studie Z4 280mm(トリミング有)・ ISO100・F8・1/125 |
フレーム内に1台のマシンしかいないときは、Lightroomでどアンダー調整してみるのはどうだろう。もっと濡れた感じになるかな?
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PACIFIC McLaren with μ's 600mm(トリミング有)・ ISO200・F8・1/400 |
雨の写真というよりナイトレースの写真のようになってしまった。まぁでもそこそこ濡れた感じではあるかな……。
雨のモータースポーツ写真は慣れないので手探りですが、いろんな撮り方がありそうです。もっと勉強したいなぁ。でも天気ばっかりは運任せなので、なかなか難しい。
今回はここまで、続きはまた次回に。
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