見習うべきところ

 昔からちょくちょく京都に足を運ぶ。もちろん隣県の長野岐阜三重とか、昔住んでた東京に比べれば頻度は少ないけど、観光目的だったりその他だったりで、何度となく訪れてる。見どころが多いですしね、京都。寺社仏閣が好きなので、特に。
 さて、和の雰囲気の象徴みたいな京都ですが、それゆえに外国人観光客も多いせいか、駅舎を現代風の作りにしてます。


京都駅
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 こういう幾何学模様の風景は大好きです。かっこいい。でも外国人が求めてる京都じゃない気がする(笑
 やっぱり海外から来た人だったら、木造の和風建築のほうが日本っぽくて喜ばれるんじゃないですかね。まぁホントに木で作るとメンテナンスが大変な上に火災に弱いですから、今どきそれで駅舎なんか作らないでしょうけど、ただデザインくらいは和風でいて欲しい気はします。
 そういえば「海外でも通用するように~」なんて言って、子供の名前を無理矢理英語圏の名前にしたがる人がいますが、あれおかしな話ですね。名前が山田太郎だろうとショーン・ヤマダだろうと、それで国際人になるかどうか決まるわけではないでしょうに。むしろ、明らかに日本的な名前の方が、海外の人が「ああこの人は日本の人だ」と認識しやすくて良いんじゃないですかね。
 例えばアメリカ人が「私の名前は山田太郎です」とか言い出したら「えっ」と思うでしょう。それと同じで、日本人が「My Name is Sean」とか言ったら、やっぱり向こうの人は戸惑うんじゃないかな。
 そもそもイチローや喜多郎が名前で何か損してるとは到底思えません。名前をどうにかすることを考えるより、いかにして国際的な思考やスキルを身につけさせるかのほうが重要でしょう。

 閑話休題。

 さて、観光アピールに余年のない京都ですが、「そこまでやらんでもいいだろう」と思うようなのもあったりします。京都市交通局が展開している「地下鉄に乗るっ」キャンペーンはまさにそれ。


“地下鉄に 乗るっ”キャンペーン第3弾:小野ミサ
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 らき☆すたを代表格とする聖地巡礼と、それに端を発すると思われる地方観光地のアニメタイアップやご当地萌えキャラの擁立が近頃よくありますが、何も京都がそれやらなくてもいいような気はします。あんたら困ってないでしょう、観光客に。
 まぁ可愛いからいいんですが、なんというかもうちょっとこう、「自分らしさ」というのをですね。萌えとかは他の観光客に困ってそうなところに頑張ってもらえばいいのであってね。
 だいたい哲学の道とか、桜とか紅葉でもない限りかなり地味なとこですが、そんなんでも外国人観光客が来るくらいです。


哲学の道
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スマートエフェクト:極彩

 ……いやほんと、彼らはどこでどう話を聞いて哲学の道にやってくるんだろう。日本だと小説の舞台としてちょくちょく哲学の道は出てくるんですけどね。
 まぁ「手を抜かない」というのは姿勢としては褒められることですけども。そこまでやらんでも、というより、そこまでやるからこそ、観光都市は栄えるのかもしれません。


哲学の道の猫
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金閣寺
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デジタルフィルター:ハイコントラスト

 ……であるなら、我が愛知県は京都を見習うべきなのか。名古屋市の萌えキャラなんて全く思い浮かばないしなぁ。いちおう名鉄あたりが何度か萌えキャラを採用したことはあったようですが、さっぱり定着してない。いちおう知多半島の知多娘が何気に全国進出を伺ってますが、あれは建前上は知多半島ローカルだから……。
 愛知県がんばれ超頑張れ。

2014年5月11日

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