F1日本GP運営の不手際について


2007年F1第15戦日本GPですが、30年ぶりの開催と言うことで、様々な不手際というか、どたばたがあった模様ですね。



主なところでは、次の通り



・仮説スタンドと常設スタンドの位置関係が悪く、仮説スタンドからコースがよく見えない

・シャトルバスの専用道路が陥没し、観客の内約2万人が約4時間半に渡り会場に足止めされた

・会場内で売られている食事が異常に高価(+弁当持ち込み禁止)

・FIAからのEメールがフェラーリに届いておらず、フェラーリだけスタンダードウェットタイヤでスタートしてしまい、2台とも序盤でタイヤ交換のためにピットインしなければいけなくなった



とりあえず4番目は富士だからというわけではないので除外するとして、1、2、3番目はヒドい。



まず最初のやつは、仮説スタンド組が不憫でならない。チケットの払い戻しはあったそうですが(全体の返金額は3億5千万円以上)、それで彼らの気が済むのかな。だって、のろのろ運転のシャトルバスに詰められてサーキットに行って、それであの雨の中をずぶ濡れになりながら観戦するんですよ。せめてレースだけでも楽しみたいというのに、それすらも叶わなかったなんてね……。いくらチケット費用(+交通費、宿泊費も)がタダになったからって、この有様では泣けてくる上、実際には全額払い戻しではない。自由席分の料金1万1千円は戻ってこなかったらしいですから……。おまけに道路は陥没で交通状況はきわめて悪く、その上、日本勢はことごとく惨敗ではね。泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。



2番目のは、これはある種の拷問に近い状態だったそうですね。私の周りでは、みんなチケットが取れずにテレビ観戦組に回っていたので、生の声をお届けすることはできませんが……。ググればいくらでもその悩ましさが出てくるので、興味のある方はどうぞ。正直、自分のようにのほほんと観戦していた人間には、軽々しく口にできないと思うので、ここでは述べないです。



食事の値段もですね……。最初は冗談かと思ったですよ。カレーパン500円にカツサンド1000円でも笑うというのに、F1弁当1万円って。1万円の弁当ってどんなセレブが食べるんだ!(笑) ああいや、笑い事じゃないんだけど。



まぁ、ある意味希有な体験をしたと言えなくもないですが、それでもねえ……。

鈴鹿(あるいはホンダ)から運営の経験者をレンタルするとかできなかったのかなぁ。

来年もまた富士ですが、今年のようなことがないように、運営委員会にはしっかり反省してもらわないといけませんね。



それと、前日までのブログについて。

テレビ観戦組の上、上記のニュースが目立たないというかあんまり報道されてなかったので、次の日になるまで知らなかった私。加えて、まさかあの"究極の80点マニア"トヨタが、そんなにグダグダな運営するとは思ってなかった。せいぜい「雨とかで凄いことになるだろうな」くらいの予想だったため、29、30日のブログがムダにはしゃいでます。現地組の皆さんは冗談じゃねえって感じだったんですよね……。



知らぬことだったとはいえ、もし現地組の方が見たら不快に思う文章だったかも知れません。その旨、この場を借りて深くお詫びします。申し訳ありません。



――来年こそは、素敵なGPになりますように――



2007年10月1日




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