続・大洗へ ~ガールズ&パンツァー聖地巡礼再び~ キャラクター編 Part 5

 前回に引き続き、続・ガールズ&パンツァー聖地巡礼シリーズです。巡礼で撮影してきた写真をネタに書いていきます。


8. 大野あや:大洗女子学園ウサギさんチーム(お好み焼き「道」


 お好み焼き「道」さんの看板娘・大野あや。時間の都合上、最も夜遅くに訪れた場所なので、写真は後処理で露出(明るさ)を上げてます。
 ちなみにこちらのお店、改装したんですよね。前より現代風の建物になりました。




 本当はもうちょっと引いて撮りたかったんですよ。そうすると、「あやはかわいいぞ!」という文字が全部入るんですが、何しろ夜遅くて暗かったため、引いて撮ろうとするとあやちゃんにピントが合わない! 仕方ないので、かろうじてピントが合うこの距離での撮影のみ。

 キャラパネルは新パネルと旧パネルが両方並んでます。新パネルのほうはキャピキャピって感じですね。文字どおり、あやは可愛いです。



 毎度、試合のたびに眼鏡を壊しているあやちゃんですが、劇場版でもまた派手に壊してましたね。いっそプラスチックレンズにしてはと、月刊戦車道増刊3号でも言われてましたが、「キレイに拭いてもキラッと光らない」という理由で却下という。一風変わってはいますが、これもオシャレに気を使う女の子のこだわりの一種でしょうか。

旧パネルはマフラーが巻かれてます。
マフラーに新パネルの絵柄が見て取れます。

 試合終了後も「えっ、なに? 勝ったの?」とか、周りのみんなが歓喜している中で、ひとりよくわかってない様子のあやちゃん(笑)。いやもう、試合中だけでもプラスチックレンズに妥協したほうがいいと思うなぁ。
 でも眼鏡の割れないあやちゃんは、あやちゃんではないかもしれない……。ムードメーカーの肩書きには「お約束の履行」という義務がつきまとうんですよね。卒業するまで割れ続けてもらうしかない!?



9. ツチヤ:大洗女子学園レオポンさんチーム(豊年屋機工部)


 豊年屋機工部さんではツチヤががんばっています。ツチヤは新パネルに刷新。
 向こうに見えるのは店主パネルですが、これせっかく作ったんだから、もうちょっと外に出してもいいんじゃないかな。大洗女子自動車部のツナギだって着てるのに(笑。



 このお店では、オリジナルの軍手が売ってます。それが下の写真。レオポンさんチームのパーソナルマーク入り軍手。着けたままスマートフォンも操作できます。
 大洗の商店街で売ってるオリジナルグッズは、こういう実用的なものが多いんですよね。先日書いたソックスにしろ、使おうと思えば普通に使えますし、軍手に至っては何をか言わんや。値段もそう高くないですし(正確な値段は忘れましたが(笑))。



 さて劇場版のツチヤですが、パネルの明るい笑顔そのままに、試合パート日常パート問わずに元気なトーンを提供してくれてました。学園艦での夜、ソアラ3.0GTリミテッド(E-MZ20型)を思いきり飛ばしている時も、陸に上がってポルシェティーガーの操縦練習をしている時も、彼女はずっと楽しそうなのがとても良いです。もちろん、内心ではつらい気持ちも寂しい気持ちもあったと思うんですが、それ以上に、仲間たちと一緒にいる楽しさが勝っているんでしょうね。
 自動車部チームは他のメンバーもそうですが、順境にも逆境にも強い、とても肝の据わった子達だと思います。この子たちが最も「戦車乗り」って感じがしますね。



 そしてTV版でも見せていた、自動車部仕込みの技術力と操縦テクニック。いや戦車に通用するのかどうかわかりませんが、きっとあの子達ならなんとかしちゃうんだ。大学選抜チームさえ翻弄する実力は素晴らしいです。
 ツチヤの名前の元となった土屋圭市は、日本のGTレース界では言わずと知れた「ドリフトキング」。GT選手権のシーズン制覇こそありませんでしたが、ドリフトを多用する派手なレーススタイルが、ファンの心をつかんだものでした。
 ツチヤの駆るポルシェティーガーのド派手な走りも、まさにドリキンのものですよね。まぁ、ツチヤのドリキンは「ドリンクバー・金曜日」の略らしいですが(笑。

10. 秋山好子:保護者(酒のプラザ


 酒のプラザさんでは、秋山好子さんが微笑んでいます。こちらは新パネルに刷新ですね。旧パネルより明らかに若返ってます(笑。



 この日(2月13日)は、曲松、永街、髭釜の商店街合同でイベントが催されていました。内容は、各商店街で買い物等するとスタンプがもらえ、一定数集めるとくじ引きができるというもの。酒のプラザさんも参加していて、こちらではなんとお酒の試飲でスタンプがもらえる! もちろん飲みましたよ。飲まないわけないじゃないですか、ねえ。昼間っから堂々と酒飲める口実がそこにあるんだから!
 お酒、美味しかったです。



 さて、TV版の頃から、しっかり者のお母さんの役どころだった優花里ママ。劇場版でも、出番はほんの少しでしたが、わずかな台詞の端に、変わらぬ懐の深さを見せてくれていました。優花里パパはいい奥さんと娘さんに恵まれましたよねえ。

11. 稲富ひびき:戦車道連盟審判員(洋品の店ヨシモト)


 審判員C子こと稲富ひびきは、洋品の店ヨシモトさんに。こちらは新パネルと旧パネルが両方並んでます。



 旧パネルではジャッジ棒を右手にしか持ってませんが、新パネルでは両手に持ってますね。試合によって違うのかな?



 こちらも商店街イベントの参加店舗。フェイスタオルを購入しました。お値段100円。ガルパンとは関係ないですが、普通に使えそうです。



 高島レミと同じく、こちらも劇場版では台詞なし。そもそもTV版でもなかったか。



 でもやっぱり可愛いんですよね。審判三人娘のエピソードって、弐尉マルコ氏の「もっとらぶらぶ作戦です!」以外にありましたっけ。なんかできるといいなあ。

12. ねこにゃー:大洗女子学園アリクイさんチーム(川崎燃料・ほげほげカフェ)


 ねこにゃーさんは川崎燃料さんに普段はいますが、土日は向かいのほげほげカフェにいます。今回は土曜日だったのでカフェの方に。ここは学生さんたちが営業してるお店なんですよね。
 パネルは新パネル。マフラー巻いてもらっちゃってます。でも半袖だ(笑。



 川崎燃料さんは川崎燃料さんで通常営業中でした。こちらのお店、ガルパンラベルのパナジウム天然水が売っているんですが、行った時はあいにくの売り切れ。仕方ないのでお茶買ったった(笑。



 いちおうメーカーは天然水と同じくミツウロコビバレッジ。いやまあだからどうしたってわけでもないですが。



 劇場版、大活躍でしたねねこにゃーさん。わずかなトレーニングでの筋力超アップについてはぴよたんの時も書きましたが、ねこにゃーさんはそれに加えて、チームの車長でもあるので、TV版やOVAよりずっと台詞が多い。
 私が好きなのは、なんてことない台詞ですが、エキシビジョンマッチでの「やったぜベイビー!」。いやもう全然なんてことない台詞なんですが、なんか聞くたびに笑っちゃいます。この台詞以外も、ねこにゃーさんの台詞は口調が絶妙にオタクっぽいというか、なんか独特の味があるんですよ。ほんと好き。
 しかもこれで凄い美人ですしね。劇場版でも一瞬だけ、メガネの向こうの素顔が見えてました。「戦車道のよこみち」では、メガネ外してチャイナドレスのセクシーねこにゃーさんが見られるので、未読の方はぜひ。

13. 秋山淳五郎:保護者(カットアイ)


 カットアイさんには優花里パパこと秋山淳五郎さん。こちらは旧パネルのままですね。これでいいと思います、理髪店のおじさんって感じしますもん。
 こちらのカットアイさん、前回行った時もそうでしたが、「パネル、撮影しやすいように動かします?」「外暗くないですか? 何か手伝います?」と、すごい親切にしてくれるんですよね。お仕事中なのに(笑。
 そういえば優花里パパも、(娘の友達という理由はあったにせよ)世話焼きでしたね。そういうところを意識してる……んじゃないんだろうな、大洗の人特有の、素の親切さでしょうね。温かい町です。



 劇場版での優花里パパは、まるで大洗女子学園の生徒たちみたいに、ぼろぼろ泣いちゃってましたねえ。自分の家でありお店なわけですし、とてもつらかったんでしょうね。
 優花里ママは対照的に落ち着いてましたが、あれはパパさんが先に泣いちゃってるから、逆に冷静になれたという面もあるんでしょうかね。凸凹コンビのような夫婦ですが、きっとすごく上手くいっているカップルなんだと思います。
 それになんだかんだ、根底では似た者同士なのかもしれないと思う場面もあります。観戦では二人揃って必勝ハチマキなんかしちゃってるし、そのうえ優花里パパときたら、娘の試合の結果如何で今後の生活が決まるはずなのに、ばっちりカメラなんか構えてるんですもん。なんなのその余裕は(笑。
 一通り泣いたら逆に落ち着いたのかわかりませんが、意外に優花里パパも肝が据わってます。やっぱり似た者同士ですよね。

14. ナカジマ:大洗女子学園レオポンさんチーム(ブリアン大洗店


 レオポンさんチームの車長にして、大洗女子学園の頼れるメカニックチーフ・ナカジマは、ブリアン大洗店に。こちらは新パネルになってますね。さあ仕事するか!みたいな感じ。



 こちらのお店の名物は「ガルパン」という焼きそば&ソーセージ&コロッケパン。大洗巡礼中に小腹が空いたら是非。お店は基本的には普通のパン屋さんなので、一通りのパンは揃ってます。



 TV版の頃から自動車部は大洗女子の影の立役者でしたが、劇場版でもかっ飛ばしてくれてます。白眉はバミューダアタックの一角を切り崩す契機となった、ポルシェティーガーの超加速であることは論を待たない。「エンジン規定はあるけど、モーターにはないもんね!」はチームメイトのツチヤの言ですが、なんにせよ女子高校生の技術レベルを超えてますよね。
 そしてナカジマの台詞がまたいい。「行け!超音速の貴公子!」は、F1ファンの心に刺さる一言ですよ。
 「音速の貴公子」とは、ナカジマの名前の元となった中嶋悟のかつてのチームメイト、アイルトン・セナの日本における異名です。80〜90年代のF1において一斉を風靡し、死してなお現在に至るまで「史上最速のF1ドライバー」の称号を独り占めする、稀代の天才。達成した3度のドライバーズタイトルは、いずれもマクラーレン・ホンダのマシンをドライブしてのもの。日本人にとっても、縁の深いドライバーでした。
 それと、ナカジマは仲間うちで「雨はナカジマ」と言われるらしいですが、これも前述の中嶋悟を讃えた「雨の中嶋」をもじったもの。そして、アイルトン・セナもまた「雨のセナ」と言われたドライバーで、人間業とは思えない超絶技巧をファンに度々見せてくれたものです。
 若い人にはもう馴染みのない名前かもしれませんが、私のようなセナの時代にF1を見始めた人間にとっては、"音速の貴公子"アイルトン・セナは、今なお鮮烈に心に焼きついている名前です。
 その名前を出されたんじゃあ、納得するしかない。ポルシェティーガーが史実でどうだったかはともかく、セナに例えるんならそりゃ速いよ。速くないわけがない。地上最速さ!
 ちなみに、くだんの台詞を言った直後にポルシェティーガーの機関部は炎上してしまいますが、これについて、その前段で機関部付近に被弾しているからじゃないか?なんて噂されてたりしますね。
 でもね、F1マニアである私にとっては、あれは被弾がどうこうじゃなく、「音速の貴公子ではなく超音速の貴公子だったから」です。
 かつて、セナは走行中に「エンジンに異常がある」と言って、まだ特に壊れてもいないのにリタイアしてしまったことがあります。この時、ホンダのエンジニアがエンジンを分解すると、なんとパーツが破損してエンジンブロー寸前だったという。テレメトリーでもわからなかったエンジンの異常を、セナは察知していたんですね。これが「音速の貴公子」です。
 そこへ行くと、ポルシェティーガーは「超音速の貴公子」です。音速じゃなくて超音速。向こう側へ行っちゃってます。向こう側に行っちゃったら、そりゃブローしちゃうよね!
 わざわざ「超」をつけたのは、直後に起こるブローへの伏線だ。そんな風に邪推してます(笑)。いえ、まあ、F1ファンのたわ言ですけども(笑。

 本日はここまで。続きはまた次回に。

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