続・大洗へ ~ガールズ&パンツァー聖地巡礼再び~ キャラクター編 Part 2
前回に引き続き、続・ガールズ&パンツァー聖地巡礼シリーズです。巡礼で撮影してきた写真をネタに書いていきます。
古民家居酒屋「しゅんさい」にいるのは、西住流のライバル島田流の後継者にして天才少女・島田愛里寿。
しゅんさいさんでは、2月14日にバレンタインデーイベントで、特製チョコケーキと限定カードが提供されましたが、10時からの開店に長蛇の列! 並びはしたものの午前中の分にはありつけず、整理券配布で午後からということになりましたが、残念ながらこの日は旅行最終日で11時には帰宅の途につかねばならず、断念。天才少女のチョコをもらうには、高いハードルをクリアせねばならないということか……。
劇場版ではみほたち大洗女子チームに立ち塞がる最大の強敵という位置付けで登場した彼女(黒幕とかではない)。中盤に至るまではほぼ戦局を傍観していましたが、終盤に至って動き始めてからの無双ぶりは、まさに鬼神の如し。それまでは大洗女子連合チームの優勢だった戦局を、アズミ・ルミ・メグミの三人とともに、一気呵成に逆転していった実力は、さすが天才少女と言われるだけあります。
しかし、試合以外の場面で見せる彼女の素顔は、年相応の少女らしさに溢れる、健気で可愛らしいもの。ボコステージに声援をおくる姿、みほから受けた優しさにうまく応えられない恥ずかしがりの姿、忘れらていくミュージアムを救おうとぬいぐるみに話しかける姿、それらすべてに彼女の本質が垣間見える。
以下はただの妄想ですが、おそらく彼女には、同年代の友達がいなかったんじゃないかな、と思うんですよね。飛び級で大学に入ってしまい、かつ、そこでも戦車道の高い実力から、チームの大隊長を務める愛里寿。周りには年の離れた女子大生、しかも立場は年下である自分の方が上という、いびつな環境。仮に周りから優しくされていたとしても、やはりこの年頃の、同年代ならではの気軽さはそこにはなかったはず。何しろ設定では、愛里寿の年齢は13歳前後ですから。
ボコミュージアムで、最後の一個だったボコのぬいぐるみを、みほに譲ってもらった愛里寿の胸中はどのようなものだったか。沙織は「お礼も言わないなんて」と呆れていましたが、愛里寿の背景からすると、「ありがとう」の言葉がすらすら出てこなくても無理はないと思える。友達とどこかに遊びに行って、ぬいぐるみを譲り合うなんていう経験は、たぶん彼女にはなかったでしょうから。
もしかすると、彼女が母親にミュージアムのスポンサーになってほしいと頼んだのは、あの時のみほに報いるためでもあったかもしれない。そう考えると、試合の場で当のみほが相手だとわかった時、いったいどのような感情を抱いたのか……。
しかし、それでも全力をもってみほとの試合に臨んだ愛里寿。有する戦力をすべて使い、自ら大洗女子連合のメンバーを次々に撃破し、最後の最後までみほたちを追い詰め、決着の一撃まで走り続けた彼女。わずか13歳前後の小さな身体には、あまりに大きな重圧だったはず。
だからこそ、試合後のみほとのやりとりが、よりいっそう観客の胸に温かなものを運んでくる。
「ありがとう」の言葉に顔を赤らめる愛里寿の表情。感謝の言葉が伝える心の温かさは、きっと、愛里寿の孤独を穏やかに溶かしていったんじゃないでしょうか。
「戦車道のよこみち」には、劇場版の後日談として、みほと二人でボコミュージアムに遊びに行く愛里寿の姿が描かれます。みほとて、愛里寿よりは3つほど歳が離れていますが、それでも女子大生たちに比べればまだ感覚的には同年代に近い。そのうえ、同じボコの愛好家でもあるという心理的な近さもある。
気軽にどこかに遊びに行ける友達の存在を得たこと。それは、ボコミュージアムの復興以上に、愛里寿にとって大事な贈り物になったんじゃないか、と、そう思います。
金丸釣具店さんでは、オリジナルの釣り具(しかも手作り)が売っています。こちらは砲弾ウキ。バレンタインだったのでチョコがおまけで付いてきました。あと缶バッジ。
他にもオリジナルロッドが作れたり、店長がコスプレだったり、ガルパン以前にその界隈ではかなり有名なお店だったようで、公式サイトもかなり飛ばしてます。大洗って元の地力がかなり高いですよね……。
劇場版新キャラのクラーラは、ロシアっぽいプラウダの中でも珍しい本物のロシア人。いきなり始まるノンナとのロシア語のやりとりは、観客の度肝を抜くこと請け合い。日本国内で、日本製のアニメで、ロシア音声に字幕つきとは……。
対大学選抜戦では序盤で退場してしまった彼女ですが、その献身的な戦いぶりが、カチューシャを守るというプラウダのチームワークに、火をつけたのは確実。
各所で少しずつ見せた冷静な状況分析の描写からすると、ノンナとともにプラウダの主力であったと思われますが、それでもなお、自分たちを犠牲にしてまでカチューシャの盾になろうとする理由は何でしょうか。それは作中では明言されませんが、彼女たちを心酔させる何かがカチューシャにあるのだろうとは推察できる。
クラーラの数少ない台詞の一つである「一緒に戦えて光栄でした」という言葉の向こうに、劇中では描写されない、プラウダ高校の青春模様が見える気がします。
謎多き継続高校メンバーの中でも、まともな台詞がほとんどないという意味では、彼女が最も謎が多いかもしれません。「天下のクリスティー式、なめんなよぉ!」以外は、「ふんぬっ!」とか「いいっ!?」とか、そんなのだけですから。でも、それだけでキャラが立ってるんだから凄い。有無を言わせぬ凄みをもったキャラクターです。
筆者が特に好きなのは、見せ場となる大立ち回りの直前、前方を見据えてニヤッと笑みを浮かべるシーン。「さあ、ひと仕事してやるぜ」というような、寡黙な仕事人の風情が最高にかっこいい。見た目は可愛い女子高生なのに(笑。
しかもあの操縦技術。ガルパン世界では常識はずれのドラテクを持った操縦手が跋扈していますが、その中でもトップクラスの変態技術を持っているキャラで、彼女が継続高校隊長車の屋台骨を支えていることは間違いない。
他の新キャラ全てに言えることですが、劇場版だけで終わらせるのはもったいない。彼女たち継続高校のメンバーについても、もっともっとたくさんのエピソードを見たいものですね。
水産科の生徒は、船舶科や農業科の生徒同様、TV版その他には出演しておらず、BD/DVD3巻特典OVA「スクールシップ・ウォー!」のモブキャラとして出ているのみ。日焼けした褐色肌の、姉御肌っぽい感じの娘ですね。
アリーナはTV版等には出演しておらず、BD/DVD5巻特典OVA「スノー・ウォー!」にのみチョイ役で出演。あとはドラマCDやその他メディアミックス作品くらいでしょうか。劇場版でもわずかしか出ていませんが、カチューシャを守ろうとするKV-2隊員の決断を導く、重要な台詞を担っていましたね。
何しろ出番が少ない上に、ガルパンにおけるKV-2は出てくるたびに速攻で撃破されてしまうので、なかなか不憫な役どころと言わざるを得ません。
劇場版のエキシビジョンマッチで、大洗ホテルや大洗シーサイドホテルに砲撃をぶち込んでいたのは、アリーナたちなりの抗議の声だったのかも(笑。
ただ、カチューシャのお気に入り戦車はKV-2のはずで、その戦車の搭乗員であるということは、彼女も戦車道選手としては優秀なんじゃないかなあとも思います。ドラマCDでは、次の練習試合時にはニーナとともに司令官になれ、なんて指名されてたりもしますしね。
結局、劇中では一両も撃破できなかったとはいえ、対大学選抜戦で見せた気概はプラウダの精鋭に恥じないもの。カチューシャを守るために、降り注ぐ砲弾の中で抵抗を続けるKV-2の姿は、ある種の美しささえ感じさせるものでした。
ホテルレストラン「魚来庵」には、先述のアリーナとともにKV-2の装填手を務める、プラウダ高校のニーナが待っています。向こうに見えるのは女将さんのパネルです。
こちらの宿もレストランを兼ねているので、昼時には食事もできるようですが、やはり早い時間だったので、何も食べずに後にしてしまいました。またいつか来た時にでも。
大洗でのキャラクターパネルは、お店の人たちに大事にされていることで有名ですが、こんなところにもその一端が垣間見えます。
ちなみに女将さんのパネル正面から。
いかにも人の良さそうなおばちゃんという風情。
ニーナはアリーナと同じく、BD/DVD5巻特典OVA「スノー・ウォー!」と、その他メディアミックス作品のみの出演。「スノー・ウォー!」での秋山優花里との、のんきなやり取りの微笑ましさから、アリーナよりちょっと出番が多いかなという感じ。ステレオタイプな東北娘っぽい訛り口調や気質が可愛いです。
それでもやはり、カチューシャお気に入りのKV-2の搭乗員。ひとたび覚悟を決めれば、謎の砲撃が降ってくる渦中であっても、格上の戦車道チーム相手に仁王立ちする胆力を見せてくれます。小さな身体で超重量の砲弾を次から次へと装填していく姿は、"街道上の怪物"KV-2にふさわしい勇姿でした。
本日はここまで。続きはPart 3で。
7. 島田愛里寿:大学選抜チーム(古民家居酒屋「しゅんさい」)
古民家居酒屋「しゅんさい」にいるのは、西住流のライバル島田流の後継者にして天才少女・島田愛里寿。
しゅんさいさんでは、2月14日にバレンタインデーイベントで、特製チョコケーキと限定カードが提供されましたが、10時からの開店に長蛇の列! 並びはしたものの午前中の分にはありつけず、整理券配布で午後からということになりましたが、残念ながらこの日は旅行最終日で11時には帰宅の途につかねばならず、断念。天才少女のチョコをもらうには、高いハードルをクリアせねばならないということか……。
劇場版ではみほたち大洗女子チームに立ち塞がる最大の強敵という位置付けで登場した彼女(黒幕とかではない)。中盤に至るまではほぼ戦局を傍観していましたが、終盤に至って動き始めてからの無双ぶりは、まさに鬼神の如し。それまでは大洗女子連合チームの優勢だった戦局を、アズミ・ルミ・メグミの三人とともに、一気呵成に逆転していった実力は、さすが天才少女と言われるだけあります。
しかし、試合以外の場面で見せる彼女の素顔は、年相応の少女らしさに溢れる、健気で可愛らしいもの。ボコステージに声援をおくる姿、みほから受けた優しさにうまく応えられない恥ずかしがりの姿、忘れらていくミュージアムを救おうとぬいぐるみに話しかける姿、それらすべてに彼女の本質が垣間見える。
以下はただの妄想ですが、おそらく彼女には、同年代の友達がいなかったんじゃないかな、と思うんですよね。飛び級で大学に入ってしまい、かつ、そこでも戦車道の高い実力から、チームの大隊長を務める愛里寿。周りには年の離れた女子大生、しかも立場は年下である自分の方が上という、いびつな環境。仮に周りから優しくされていたとしても、やはりこの年頃の、同年代ならではの気軽さはそこにはなかったはず。何しろ設定では、愛里寿の年齢は13歳前後ですから。
ボコミュージアムで、最後の一個だったボコのぬいぐるみを、みほに譲ってもらった愛里寿の胸中はどのようなものだったか。沙織は「お礼も言わないなんて」と呆れていましたが、愛里寿の背景からすると、「ありがとう」の言葉がすらすら出てこなくても無理はないと思える。友達とどこかに遊びに行って、ぬいぐるみを譲り合うなんていう経験は、たぶん彼女にはなかったでしょうから。
もしかすると、彼女が母親にミュージアムのスポンサーになってほしいと頼んだのは、あの時のみほに報いるためでもあったかもしれない。そう考えると、試合の場で当のみほが相手だとわかった時、いったいどのような感情を抱いたのか……。
しかし、それでも全力をもってみほとの試合に臨んだ愛里寿。有する戦力をすべて使い、自ら大洗女子連合のメンバーを次々に撃破し、最後の最後までみほたちを追い詰め、決着の一撃まで走り続けた彼女。わずか13歳前後の小さな身体には、あまりに大きな重圧だったはず。
だからこそ、試合後のみほとのやりとりが、よりいっそう観客の胸に温かなものを運んでくる。
「ありがとう」の言葉に顔を赤らめる愛里寿の表情。感謝の言葉が伝える心の温かさは、きっと、愛里寿の孤独を穏やかに溶かしていったんじゃないでしょうか。
「戦車道のよこみち」には、劇場版の後日談として、みほと二人でボコミュージアムに遊びに行く愛里寿の姿が描かれます。みほとて、愛里寿よりは3つほど歳が離れていますが、それでも女子大生たちに比べればまだ感覚的には同年代に近い。そのうえ、同じボコの愛好家でもあるという心理的な近さもある。
気軽にどこかに遊びに行ける友達の存在を得たこと。それは、ボコミュージアムの復興以上に、愛里寿にとって大事な贈り物になったんじゃないか、と、そう思います。
8. クラーラ:プラウダ高校(金丸釣具店)
金丸釣具店ではプラウダ高校のクラーラが店番しています。この日は雨だったので、店内にいました。
金丸釣具店さんでは、オリジナルの釣り具(しかも手作り)が売っています。こちらは砲弾ウキ。バレンタインだったのでチョコがおまけで付いてきました。あと缶バッジ。
他にもオリジナルロッドが作れたり、店長がコスプレだったり、ガルパン以前にその界隈ではかなり有名なお店だったようで、公式サイトもかなり飛ばしてます。大洗って元の地力がかなり高いですよね……。
劇場版新キャラのクラーラは、ロシアっぽいプラウダの中でも珍しい本物のロシア人。いきなり始まるノンナとのロシア語のやりとりは、観客の度肝を抜くこと請け合い。日本国内で、日本製のアニメで、ロシア音声に字幕つきとは……。
対大学選抜戦では序盤で退場してしまった彼女ですが、その献身的な戦いぶりが、カチューシャを守るというプラウダのチームワークに、火をつけたのは確実。
各所で少しずつ見せた冷静な状況分析の描写からすると、ノンナとともにプラウダの主力であったと思われますが、それでもなお、自分たちを犠牲にしてまでカチューシャの盾になろうとする理由は何でしょうか。それは作中では明言されませんが、彼女たちを心酔させる何かがカチューシャにあるのだろうとは推察できる。
クラーラの数少ない台詞の一つである「一緒に戦えて光栄でした」という言葉の向こうに、劇中では描写されない、プラウダ高校の青春模様が見える気がします。
9. ミッコ:継続高校(日野屋石油店)
日野屋石油店ではミッコが待っています。この日は日野屋さん自体がお休みだったために中には入っていませんが、外から見えるところにパネルが設置されていたので、写真だけ撮影。
謎多き継続高校メンバーの中でも、まともな台詞がほとんどないという意味では、彼女が最も謎が多いかもしれません。「天下のクリスティー式、なめんなよぉ!」以外は、「ふんぬっ!」とか「いいっ!?」とか、そんなのだけですから。でも、それだけでキャラが立ってるんだから凄い。有無を言わせぬ凄みをもったキャラクターです。
筆者が特に好きなのは、見せ場となる大立ち回りの直前、前方を見据えてニヤッと笑みを浮かべるシーン。「さあ、ひと仕事してやるぜ」というような、寡黙な仕事人の風情が最高にかっこいい。見た目は可愛い女子高生なのに(笑。
しかもあの操縦技術。ガルパン世界では常識はずれのドラテクを持った操縦手が跋扈していますが、その中でもトップクラスの変態技術を持っているキャラで、彼女が継続高校隊長車の屋台骨を支えていることは間違いない。
他の新キャラ全てに言えることですが、劇場版だけで終わらせるのはもったいない。彼女たち継続高校のメンバーについても、もっともっとたくさんのエピソードを見たいものですね。
10. 大洗女子学園水産科の生徒:大洗女子学園(大洗町魚業協同組合)
大洗町漁業協同組合では、大洗女子学園水産課の生徒が待っています。なお、この日は漁業協同組合そのものではなく、関連施設の「かあちゃんの店 別館」にいました。いつもそうなのかはわかりませんが……。
なお昼時だったせいか、お店自体は大盛況でした。ガルパン関係なく、普通の観光客やら街の人やらで賑わっているようです。
なお昼時だったせいか、お店自体は大盛況でした。ガルパン関係なく、普通の観光客やら街の人やらで賑わっているようです。
水産科の生徒は、船舶科や農業科の生徒同様、TV版その他には出演しておらず、BD/DVD3巻特典OVA「スクールシップ・ウォー!」のモブキャラとして出ているのみ。日焼けした褐色肌の、姉御肌っぽい感じの娘ですね。
巨大な学園艦を運営するには、きっとこの娘たち職業関連学科の生徒たちの力が欠かせないはず。艦船を動かすにも、食料を調達するにしても、裏で支える人たちがいなければ何もできない。劇中の描写はなくとも、彼女たちはガルパン世界になくてはならない人材ですよね。
11. アリーナ:プラウダ高校(日野治旅館)
日野治旅館では、プラウダ高校のアリーナがポーズを決めています。
宿泊のみならず、食事処としても営業しているので、お昼時にでも来れば美味しい料理が食べられることでしょう。あいにく訪れたのは朝10時だったので、どうにもなりませんでしたが……。
宿泊のみならず、食事処としても営業しているので、お昼時にでも来れば美味しい料理が食べられることでしょう。あいにく訪れたのは朝10時だったので、どうにもなりませんでしたが……。
アリーナはTV版等には出演しておらず、BD/DVD5巻特典OVA「スノー・ウォー!」にのみチョイ役で出演。あとはドラマCDやその他メディアミックス作品くらいでしょうか。劇場版でもわずかしか出ていませんが、カチューシャを守ろうとするKV-2隊員の決断を導く、重要な台詞を担っていましたね。
何しろ出番が少ない上に、ガルパンにおけるKV-2は出てくるたびに速攻で撃破されてしまうので、なかなか不憫な役どころと言わざるを得ません。
劇場版のエキシビジョンマッチで、大洗ホテルや大洗シーサイドホテルに砲撃をぶち込んでいたのは、アリーナたちなりの抗議の声だったのかも(笑。
ただ、カチューシャのお気に入り戦車はKV-2のはずで、その戦車の搭乗員であるということは、彼女も戦車道選手としては優秀なんじゃないかなあとも思います。ドラマCDでは、次の練習試合時にはニーナとともに司令官になれ、なんて指名されてたりもしますしね。
結局、劇中では一両も撃破できなかったとはいえ、対大学選抜戦で見せた気概はプラウダの精鋭に恥じないもの。カチューシャを守るために、降り注ぐ砲弾の中で抵抗を続けるKV-2の姿は、ある種の美しささえ感じさせるものでした。
12. ニーナ:プラウダ高校(魚来庵)
ホテルレストラン「魚来庵」には、先述のアリーナとともにKV-2の装填手を務める、プラウダ高校のニーナが待っています。向こうに見えるのは女将さんのパネルです。
こちらの宿もレストランを兼ねているので、昼時には食事もできるようですが、やはり早い時間だったので、何も食べずに後にしてしまいました。またいつか来た時にでも。
女将さんは大洗の人らしい親切な方で、午前中のホテルは忙しいはずなのに、明らかに写真を撮りに来ただけの筆者をあれこれ応対してくれました。
また、玄関にはこんな貼り紙も……。
また、玄関にはこんな貼り紙も……。
大洗でのキャラクターパネルは、お店の人たちに大事にされていることで有名ですが、こんなところにもその一端が垣間見えます。
ちなみに女将さんのパネル正面から。
いかにも人の良さそうなおばちゃんという風情。
ニーナはアリーナと同じく、BD/DVD5巻特典OVA「スノー・ウォー!」と、その他メディアミックス作品のみの出演。「スノー・ウォー!」での秋山優花里との、のんきなやり取りの微笑ましさから、アリーナよりちょっと出番が多いかなという感じ。ステレオタイプな東北娘っぽい訛り口調や気質が可愛いです。
それでもやはり、カチューシャお気に入りのKV-2の搭乗員。ひとたび覚悟を決めれば、謎の砲撃が降ってくる渦中であっても、格上の戦車道チーム相手に仁王立ちする胆力を見せてくれます。小さな身体で超重量の砲弾を次から次へと装填していく姿は、"街道上の怪物"KV-2にふさわしい勇姿でした。
本日はここまで。続きはPart 3で。
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