2015F1日本GP! 日曜決勝 part.6 レース写真集・完

 前回に引き続きF1日本GP。決勝で撮影した写真を並べていきます。


Squadra Toro Rosso STR10 / マックス・フェルスタッペン
Canon EOS 70D + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
600mm(トリミング有)・ ISO100・F10・1/200


Williams Martini Racing FW37 / バルテリ・ボッタス
600mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/400


McLaren Honda MP4-30 / フェルナンド・アロンソ
300mm・ ISO100・F16・1/100


Mercedes AMG Petronas F1 Team W06 Hybrid / ルイス・ハミルトン
400mm・ ISO100・F7.1・1/100


Mercedes AMG Petronas F1 Team W06 Hybrid / ルイス・ハミルトン
600mm(トリミング有)・ ISO100・F11・1/100




Sauber F1 Team C34 / マーカス・エリクソン
600mm(トリミング有)・ ISO100・F7.1・1/400


Scuderia Ferrari SF15-T / キミ・ライコネン
600mm・ ISO100・F6.3・1/400


Squadra Toro Rosso STR10 / マックス・フェルスタッペン
600mm(トリミング有)・ ISO100・F6.3・1/400


Mercedes AMG Petronas F1 Team W06 Hybrid / ルイス・ハミルトン
600mm(トリミング有)・ ISO100・F6.3・1/400


Scuderia Ferrari SF15-T / キミ・ライコネン
600mm・ ISO100・F7.1・1/400


Mercedes AMG Petronas F1 Team W06 Hybrid / ルイス・ハミルトン
600mm・ ISO100・F6.3・1/400


Mercedes AMG Petronas F1 Team W06 Hybrid / ニコ・ロズベルグ
500mm・ ISO100・F6.3・1/400


 決勝のレース結果は、1位ルイス・ハミルトン、2位ニコ・ロズベルグ。今シーズン、いえ、昨シーズンから何度も目にしたリザルト。53周のレースを決定づけるものは一つではないにせよ、日本GPでロズベルグがハミルトンに及ばなかった最大の原因、もしくは象徴的な出来事は、やはり一周目の1〜2コーナーでの攻防にあったように思います。
 ハミルトンがラインに割り込み、ロズベルグが引く。日本GPのみならず何度か目にした光景。ハミルトンは、ロズベルグが引くものと決めつけており、ロズベルグはその通りに引いている。これでは接戦を制することなどできません。最初から負けている。
 ロズベルグにしてみれば、昨年のベルギーGPでハミルトンのタイヤをカットしたことでバッシングされたことが、ずっとトラウマになっていたかもしれない。しかし、チャンピオンを目指すのであれば、周囲のバッシングなど鼻で笑うくらいの傲岸不遜さが必要ですし、ハミルトンには間違いなくそれがあります(少なくともそう振舞うことができている)。
 1/1000秒を争うサーキットの攻防では、ドライビングスキルもさることながら、精神の強さも同じくらいに物を言います。平常心を保てなければ技術を出し切れないし、豪胆さがなければ攻めきれないし、傲慢さがなければラインを守りきれません。もちろん、豪胆過ぎても傲慢過ぎても、平常過ぎてもいけませんが、それでも、臆病者よりはずっとマシかもしれない。高いレベルで心の強さを維持できないドライバーには、やはり、勝利の女神は微笑んでくれないと、私は思います。
 ロズベルグの技術はちゃんとトップドライバーのそれだと思います。唯一足りないのは、ハミルトンが見せるような傲岸不遜さ(昨年はそれが見えていたんですが……)。2015シーズンはすでにハミルトンのタイトルが決まってしまっていますが、今シーズンの、ポイント差以上の"惨敗"をバネに、来シーズンはなりふり構わないニコ・ロズベルグになってくれているよう、祈りたいところです。

 そして、ルイス・ハミルトン。鈴鹿、ソチ、オースティンと立て続けの三連勝で、今シーズンのドライバーズ・タイトルを見事獲得。チャンピオンシップを二年連続、三度目のタイトルです。

Mercedes AMG Petronas F1 Team W06 Hybrid / ルイス・ハミルトン
600mm・ ISO100・F6.3・1/400


 一度でもタイトルを獲れば立派な王者、二度獲得できれば優れた王者、三度獲得する者は偉大な王者です。長いF1の歴史上、三度以上のタイトルを獲得したドライバーはわずかに10名。その10人目が、ルイス・ハミルトン。
 心技体に加えて、時の運まで味方して、初めて到達できる境地。彼が超一流であることを疑う者は、もうどこにもいないでしょう。
 今後、まだまだ勝利数を伸ばしてきそうなハミルトン。このまま独裁政権が続くのか、それとも、赤い跳ね馬を駆るセバスチャン・ベッテルが再び頂点を奪還するのか、あるいは、屈辱のシーズンを過ごしたフェルナンド・アロンソの逆襲が始まるのか。
 興味の尽きないF1サーカスですが、ひとまず、鈴鹿の競演はおしまい。前年度の悪夢を払拭するかのような、ただの一人もリタイアの出ないグランプリでした。優勝おめでとう、ルイス・ハミルトン!

ドライバーに、お疲れ様


観客にも、お疲れ様


また来年!


 長々続けてきた日本GPの記録もこれでひとまずおしまい。来年もまた、いいGPになりますように!

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