2015F1日本GP! 日曜決勝 part.1 イベントいろいろ

 年に一度のF1日本GP、日曜はいよいよ決勝です。
 この日は明け方に少し雨が降ったせいか、朝は少し曇り空。昼前にはすっかり晴れるものの、午前中は雨の匂いがかすかに漂っている、そんなお天気。


Canon EOS 70D + EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM


 しかし、会場は朝早くからすごい熱気です。さすが決勝、たくさんのお客さんで埋まっていて、やはりF1開催時はこうでなくてはという感じ。
 地元の食材を活かした屋台も、開店直後から盛況で、たこ焼きやら焼きそばやらを抱えたお客さんで大にぎわい。
 特にGPスクエアの特設ステージ前は、朝の9時からこんな感じです。





 金曜土曜もステージ前は盛況でしたが、日曜は桁違い。皆さん何をお待ちかねだったかというと、レジェンドドライバーのゲルハルト・ベルガー、鈴木亜久里のトークショー。







 さすがセナ・プロ時代に活躍したドライバー。この時代のドライバーは今でも大人気です。ベルガーはチャンピオンにこそなりませんでしたが、私生活の憎めない悪童っぷりが有名な愛されキャラでしたし、亜久里は現役引退後も、スーパーアグリ等のチーム運営で、日本のモータースポーツファンを楽しませ続けてくれてますから。

 そのうえ、彼らのトークショーが終わったら、すぐに中嶋悟・一貴の親子トークショー(大祐も呼んであげて!)。





 そして立て続けに現役ドライバーたちのトークショーです。なにこの大サービスは。
 現役ドライバーのトークショーは子供達からの質問にドライバーが答える、という体で進行してましたので、以下、現地で記録していた範囲で書きます。聴きながらスマホで急いで書いていたものなので、この通りに喋っていたわけではないです。こういう意味のことを話していた、という程度です。





−−日本に来て何か日本料理を食べましたか?
グロージャン「牛丼」
−−なぜ牛丼?
グロージャン「わからないけど、友達に勧められたので」

−−私はミニカーが好きなのですが、あなたにとって大切なものは?
マルドナード「僕もミニカーを集めるのが好き。君のために何か用意しておくよ」
グロージャン「ポディウムに乗った時にもらえるタオル。いつも持って帰るんだ。F1ではまだ10枚しかもらえてないけど」

−−何歳からレースを始めましたか?
グロージャン「カートは11歳から」
マルドナード「7歳から」

−−子供達がF1を目指すために何が必要でしょうか?
グロージャン「自分のやっていることを常に楽しむこと」

−−走行中のファンの応援はドライバーにもわかるものですか?
グロージャン「運転している時は無理だけど、パレードの時やピットにいる時はわかるよ」
マルドナード「自分の国から遠く離れたところで自国の旗が振られているのを見るのは感無量だよ。今回のグランプリでもたくさん見ているので嬉しい」





−−F1ドライバーになって良かったと思ったことはなに?
エリクソン「ハイスピードで素晴らしい車に乗れること。アドレナリンが分泌されてハイになるんだ。僕は日本でレース活動をしていたから、また日本に来れてとても嬉しいよ」

−−ブラジルに(よく聞き取れませんでした……)という料理があるが、日本の焼肉は食べたことある?
ナッセ「あるよ。ぜひブラジルのも食べて欲しいな」





 ……残念ながらメモに残っていたのはここまで。エリクソン、ナッセのトークももっとあったはずだし、サインツJr.とフェルスタッペンのトークも聞いていたはずなのですが、なぜかその時のメモが消えちゃってました。痛恨のミスです。
 ていうか録音しておけばよかったんだよね……。いつも動画とか録音とかしないから、こういう時にとっさに頭に浮かばないんだ。来年同じようなトークショーがあったら、次は完璧に記録してやる。

 さて、GPスクエアではトークショーの後もひっきりなしにイベントが続いていますが、サーキット場でもカレラカップやらスーパーFJといったサポートレースイベント、あるいはレジェンドマシンのデモランなどが行われてます。
 いたるところでイベントやるので、全部は追えないんですよね。とりあえずレジェンドマシンのデモランは押さえておかないと、ということで、スプーンのカメラマンエリアまで遠征。
 まずコースインしてきたのは、フェラーリF187。これ最初はスーパーGT等で活躍している松田次生選手がドライブする予定でしたが、なぜかマーティン・ブランドルが運転していました。


Ferrari F187 マーティン・ブランドル
Canon EOS 70D + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM


 ちなみにこの写真のブランドル、よーく見るとレッドブル・ルノーのヘルメットです。というかダニエル・リチャルドのヘルメットです。借りたのか?(笑

 続いてはロータス88Bをドライブする佐藤琢磨。えらくまた希少性の高いというか、毛色の変わったマシンを持ってきたもんです。
 このマシン、フリー走行では走ったんですが、レギュレーション違反で予選・決勝では許可されなかったんですよね。レジェンドマシンといっていいのかどうか(笑


Lotus 88B 佐藤琢磨


 ただ珍しい車両のせいか、いろいろなところに呼ばれてはいるようです。現代F1では、こういうキワモノみたいなマシンはもう産まれないでしょうねえ……。

 次にコースインしたのは、ティレル019。ドライブは現役時代にまさにこのマシンに乗っていた中嶋悟。


Tyrrell 019 中嶋悟


 2013年までのF1で全チームが採用していた、いわばデファクトスタンダードとも言える「ハイノーズ」はこのマシンから始まった。という意味で、革命的なマシンだったんですよね、この車。
 ハーベイ・ポスルスウェイトとジャン=クロード・ミジョーという、二人のデザイナーによって実現されたハイノーズですが、89年から延々20年以上にわたってF1の標準であり続けたんですから、いかに彼らの発想が優れていたかがわかります。優秀なデザイナーは今も昔もF1の宝ですね。

 最後はマクラーレン・ホンダMP4/6。かつてこのマシンを駆っていたゲルハルト・ベルガーがドライブします。


McLaren Honda MP4/6 ゲルハルト・ベルガー


 マクラーレン・ホンダのコンビで最後にコンストラクターズタイトルを獲ったマシンであり、つまりホンダエンジンが最後にタイトルを獲ったマシンでもあり、そして、アイルトン・セナが最後にドライバーズタイトルを獲ったマシンでもある。まさにレジェンドマシン。ベルガーにとっては……、まぁ日本GPで最後に優勝したマシンでもありますが、その件はベルガーにとってはあまり楽しい思い出じゃないかも。いや、もう24年前の話だし、そろそろ良い思い出に変わってるかな?
 マクラーレン・ホンダは、今後、このマシンを「前にタイトルを獲ったマシン」にするのが目標になりますね。今季の惨敗をバネにして、「ああ、90年代にも勝ってたよね」なんて言えるように、大きく飛躍して欲しいです。

 本日はここまで。続きはまた次回に。

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