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守るべきものは何か

 「ドブスを守る会」の一連の騒動、まぁ言い方が正しいかどうかはともかく、盛り上がっているようですね。  参考:  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/17/news059.html  http://togetter.com/li/29756  http://www6.atwiki.jp/blog-enjyou/pages/77.html  話題性という意味では、はたして当事者の思惑通りと言うべきなのか……。当事者の先輩に当たる梅田という人のtwitterでは、どうやら「鑑賞者、あるいはそれに類する存在を作品に取り込む」という、アートの世界では有り触れたことをしたかったらしい。そんな、さして先進性があるとも思えないテーマを、周囲の顰蹙を買ってまでしたかったどんな理由があるのか、当事者ではない自分には想像の範疇外ではありますが、いずれにせよはた迷惑な行いには違いない。  そもそも、当事者自身は「アートだと思っていない」みたいなことも発言していたり、何が何やら。『「オカシミ」を生み出したい』『この笑いが20年後には主流になると思ってやってる』というのが本人の談ですが、素人いじりで笑いを取るというのは、それこそ数十年前からお笑い芸人がやっている気もします。もっとも、プロの場合は許可を取ってやっているので、そこが違うと言えば違いますが。  まぁ、アートかお笑いかという判断はともかく、広義の意味でいずれも「表現」の範疇で語れるものには違いない。お笑いだってアートだという主張もあるでしょうから、そこを検証しても意味がない。  問題は、「表現というものは、どこまで許容されるのか」という点だと思っています。  よくある話として、表現者の発信するものに対して抑圧がかかる際、当事者あるいは周辺からの抵抗として「表現の自由の侵害」という意見が提出されます。創作活動やそれに類する活動においては、作者の要求する手法は保障されるべき……というような主張でしょうか。  憲法上では、第21条第1項において、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」という至ってシンプルな文章で表されているものですが、なるほど、「一切」というくらいですから、額面通り受け取れば「全て保障される」ということになります

キーボードのお手入れ、いつもの3倍!

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 家で使っているキーボードも、購入してはや数年。猫を飼っている家の宿命として猫の毛はぽろぽろ付いているし、いろいろシミも付いたし、とにかく汚れてるなんてモンじゃないので、掃除することに。あいにくエアダスターで吹き飛ばせばいいという、生やさしいレベルからは程遠いため、キートップを全部外しての一仕事です。  さて、まずはどのくらいひどい有様かごらんいただきましょう。    なに、よくわからない?  では拡大画像をどうぞ。  ……我ながらよく放置してたモンです。高価なキーボードなのにねぇ。Realforceの名が泣く。  さて、掃除するにあたって、まずはキーを外さなければいけません。指でぐいぐいやっても外せなくはないですが、キーの留め具が折れること必至なので、専用のツールで。  それがこちら、 キートップリムーバー 。   Amazonならだいたい400円弱で売ってます。  こいつで、キーの両側を挟むようにします。こんな感じ。  んで、垂直に持ち上げます。角度が良ければ、ちょっと力を込めると、ポン!と外れてくれます。  なお、これから自分も掃除するー!という方は、キーの位置がわからなくならないように、あらかじめキーボードを写真に撮っておくとかしておくように。私の場合は、キーボードが他にいくつもあるから、キーを戻す時の参考例に困らなかったですが、そうでない場合は、ヘタに外すと後で泣きを見ます。  ま、それはともかく、外した所がこちらになりますが……  もうこの時点で怪しげです(笑  とにかく、この調子でキーを全部外します。  んで、外した所がこちら。  うーむ……。ホコリ、猫の毛、正体不明のシミ……  きったないなぁ!  あ、でもねぇ、ここを見てるあなたのキーボードもねぇ、だいたいこんな感じですよ。キーを外せばわかってもらえると思いますが。  キーボードには、使用者の怨念が汚れという形で蓄積するのです。  まぁそんなことより、とにかくお掃除。まずはエアダスターでホコリを飛ばし、使用済み歯ブラシで頑固な汚れをこすり、ウェットティッシュで仕上げます。  で、掃除し終わったあとがこちら。  おおおー、綺麗になってます。  なに、よくわからない?  では拡

非効率の極み

 先日の予告通り、煙管を吸ってみましたです。  しまっておいた一式を取り出してベランダに。葉巻は屋上で吸いましたが、煙管はあまり煙が出ないとのことですので、屋上まで行く必要はないだろうとの判断。  んで、煙管用の葉っぱとして唯一売られている「小粋」の箱を開け、包みをほどいて刻みタバコとご対面。  ……思ってたのと違うな。木くずみたいな感じのを予想してましたが、さにあらず。なんか、糸クズ? 細い繊維みたいな、そんな感じのが入ってましたね。  こいつを丸めて、煙管の雁首に詰める……と。  ん、難しいぞ。つまんだ指からボロボロこぼれる。ホントに丸まるのか?  なかなかうまくいかないので、仕方なしに、あまり丸まってない内から雁首に詰めてみることに。うーん……見た目は整った気がするけど……。  まぁいいや。火を着けてみよう。こないだ買ったガスライターで、ボッ……とね。  ……うーん、火が着いた……のか? モノが小さいから、よく分からん。聞いたとおり、煙すら上がらないし。まぁ表面焦げたみたいだから、たぶん着いたんだろう。とにかくこのまま吸って見るべし!  ( ゚Д゚)y─┛~~ すぅ……  ( ゚Д゚)y─┛~~  ( ;゚Д゚)y─┛~~ ……   ( ;゚Д゚)y─┛~~  ……………ッッッ!!!  濃ッ………!!!  うぉお、これが煙管の味か。キクなぁ。  一発の重さでは、葉巻以上のモノがあるじゃないのさ。    まぁ、フィルタも何もあったモンじゃないから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。  葉巻の場合、葉っぱ自体がフィルタの役割を果たしているけど、煙管の場合は長い管を通る際の冷却だけでフィルタ代わりとしてるだけだからなぁ。  しかし、とにかくまだ1口目だ。3口くらい吸えるらしいから、あと二回……  ( ゚Д゚)y─┛~~ すぅ……  ( ゚Д゚)。oO○ プハァ……  ( ゚Д゚)y─┛~~ すぅ……  ( ゚Д゚)。oO○ プハァ……  んん……、これはまさに「一服」と言うにふさわしい……。  ……?  口の中に違和感が……  って、葉っぱ吸い込んじゃった。ぺっぺっ!  あー、かっこ悪。小粋でもなんでもないな。初心者だから仕方ないけど。  ちなみに、この刻みタバ

夜の風に揺れる紫煙を

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 だいたい昔から「普通だ」と言われた覚えのない管理人ですが、なんにせよパーソナリティのひとつに「天の邪鬼」が入っているのは間違いない。  人のやってることの反対をあえてやってみたり、わざと難しい道を進んでみたり、要は厨二病なんですが、それを人生賭けてやってる。  そりゃもちろん、犯罪に手を染めたり、普通に考えて卑怯だと思われるようなことはしませんが、合法の範囲内では客観的に見てアウトローな趣味に偏ってます。  なので、昨今のね、アレのね、規制状況を見ているとね、むくむくと思うわけですよ。  「そんなにタバコを規制するんなら、じゃあ吸ってやろう」と。  というわけで、買ってきました。タバコ。  でもね、最初に書いたとおり天の邪鬼の厨二病なので、普通のタバコなんて買ってきません。というか、普通のタバコはずいぶん前に2ヶ月ほど吸って習慣付かなかったので、今更やろうとかさすがに思わない。  じゃあなに買ってきたかというと、これ。  煙管と葉巻(笑  とりあえずこいつらは吸ったこと無いから、試しにということで。本命は煙管で、葉巻はついでですがね。  パイプも選択肢にはありましたが、ちょっと高いのでパス。  しかし、探すのに苦労した……。  東急ハンズに売ってるかなと思ったら無いし、高島屋の雑貨屋にもない。ジッポーはどこにでも置いてあるのに、その他喫煙具ってホントにどこにも置いてない。  火を着けるモノだけあって、火を着けられるモノがないってどういうことよ。  んで、探し回って見つけたのが、名古屋地下街エスカの雑貨屋で有花里というお店。  雑貨屋とは名ばかりで、置いてあるのは喫煙具ばっかり。ジッポーが中心でしたが、店の片隅に置いてありましたよ煙管と葉巻。あとパイプも。  とりあえず初心者なので、お店のおばちゃんにレクチャーしてもらい、安物の煙管と葉っぱ、あと葉巻を4本買ってきました。他、灰皿と煙管のクリーナー(?)とガスライターで、合計3200円のお買い物。まぁこんなものでしょうか。  んで、帰ってきて葉鍵最萌トーナメントを堪能したあと、自宅屋上にていざ喫煙。  煙管は休日のお楽しみに取っておくとして、今日は葉巻を試してみたですよ。なお、屋上に移動したのは、葉巻はえらく匂いが濃いらしく、部屋ン中で吸ったら一気に

せーがー

 初めて買ってもらったテレビゲームがテクモの「スターフォース」だったせいか、シューティングゲームが大好きです。2Dも3Dも好き。  ただし、下手ですが(笑。  ホント、下手の横好き。なので、トップシューターのような華麗なプレイにはほど遠い。撃墜されながらよたよた飛行する日々です。レースゲームはそれなりに自信あるんだけどなぁ……。  なんにせよ、新作が出るととりあえず試してしまいます。4月のXbox360は、パッケージで「ケツイ ~絆地獄たち~ EXTRA」、XboxLiveArcadeで「アフターバーナー クライマックス」がリリースされたので、とりあえず「アフターバーナー」をダウンロード。「ケツイ」の方は、また今度。だって、未だに「虫姫さまふたり」がクリアできないんだもん……。  さて「アフターバーナー」ですが、もとは2006年にリリースされたアーケードタイトルの移植タイトルです。初代は23年前に発売されたゲームですが、ゲーム性は当時からさほど変わってません。逆に言えば、20年以上も耐えうるゲーム性を誇っていたと言うことで、やはりセガは時代の最先端を走っていたと言わざるを得ない。  ちなみにどんなゲームかというと、こんな感じ。23年前にリリースされた、アフターバーナー2です。  そしてこちらが最新のアフターバーナークライマックス。  ハイスピードな3Dフライトシューティング。襲い来るミサイルをかわしながら、敵機をロックオンしてミサイルを撃ち込むという、非常にシンプルなゲーム。他に覚えることは、クライマックスモードという、ゲージを消費して時間の進み方を遅くするシステムくらい。後はひたすら、攻略に没頭するだけ。難しいこと考えずに、とにかくミサイル撃てやコラァ!というような感じでしょうか。  まぁ、実際には敵配置を覚えて、クライマックスモードの発動タイミングを覚えて……というように、覚えゲーとしての要素が強いですが、ひたすら反射神経に頼ったゲームプレイでもOK。  さて、前振りはともかくプレイですが、やればやるほど上達が味わえて快感。上達と言っても、先に言ったとおり下手の横好きなので、いまだ100万点の壁を突破できずですけどもね。  難しいのはミサイルが多数飛んでくる場面で、「これホントに避けきれるのか!?」と四苦八苦。

どこんちもだいたい一緒

 たまには宗教の話でも……。  格言集めの一環で聖書などたまに読みますが、ここに書いてあることはかなり極端ではあるものの、ある種の理想世界を語った「正しき」書ではあります。少なくとも、書いてあることを書いてあるとおりに全ての人が実行すれば、住みよい世界になるでしょう。  しかし、キリスト教社会と言われている国でも、理想郷にたどり着くどころか、ほとんどの場合聖書の教えは実行されない。なんでかというと、たぶん聖書に書いてあることは、単純に読むとハードルが高すぎるからだと思う。  たとえば次の一説。 「あなたの頬を打つ者に、もう一方の頬も向けなさい。上着を奪う者には、下着をも拒んではならない。求める者には誰にでも与えなさい。あなたの持ち物を奪おうとする者から、それを取り戻そうとしてはならない」 ~~新約聖書『ルカの福音書』6章29-30節)  イエスが弟子に語った有名な説教ですが、これたぶん無理。今だったら、キリスト教社会であろうと、上着を奪われた時点で逃げるか訴えるかの選択しかしない。      この言葉をはじめとし、私を含めた凡人からすると、イエスの言葉のほとんどは、表面的に読むだけでは「綺麗事」として片付けられてしまう類のモノ。聖人レベルの精神性を持ってないと実行できない。マザー・テレサくらいじゃないとダメ。  しかし、教え自体が間違っているかというとそうでもないから、凡人は聖書の記述の表面をなぞりながら、暗黙の約束事を構築してしまう。  あれするな、これするな、聖書にこう書いてある、聖書が言ってるのはたぶんこういう意味、だからこれこれはやっちゃダメ、こういう風にしなさい。  そして、いつの間にかガチガチに凝り固まった、頭でっかちの宗教団体と化していき、やがて、自分たちが信じている教義から外れたものが許せなくなる。  戦争の火種がここにあります。キリスト教社会がいつまで経っても理想郷を建設できないのはたぶんそれが原因。  そして、悩ましいことに「教義で凝り固まることをイエスは厳しく批判していた」ことに、なぜか信徒の多くが目を逸らす。なぜってその方が楽だから。  聖書の真意を常に考察しているより、単純な教義を守るほうが、そりゃ簡単でしょう。人間、楽なほうへと流れていきます。  しかし、聖書にはこんなことも書いてある。 「狭

お色直し

なんか、ウチのブログを読んだ後に他のページに飛ぶと目がチカチカするという意見が。たぶん、真っ暗な背景から白い背景へ移行する時のコントラストでそうなるんだろうけども……。 ま、星座のテンプレートを採用して、もうずいぶん長いですし、本サイトの方もお色直ししたし、良い機会ということで変更することに。 とはいえ、白い背景にするのは管理人がちょっと嫌なので(目が疲れます)、間を取ってブラウンの背景を持ったテンプレートに。 くずかごノートのイメージですかね。草壁さんらびゅー。 ついでに、ブログのタイトルも変更。これまでサークル名でググると「別館」が先に表示されてしまうということがたびたびありましたし、いつか変えてやろうと思っていました。 そしてタイトルは、ああやっぱりの「くずかごノート」。なんとおそれおおい。 それにしても、twitterを始めてからこっち、ブログに何を書こうかいまいち思い浮かびませんねぇ。もともとブログの方は手軽な日記みたいなノリでやってるだけなので、より手軽なツールがあるとどうしてもそっちに移行してしまいます。 とはいえ、ブログにはブログのメリットもあるわけで、さて、うちのサイトとしてはどういう位置づけにすべきか、といったところ。 とりあえず案はいろいろなきにしもあらず。日記でもなく、さりとて小説でもなく。ある種の実験場みたいな感じで使うとか。 そのうち変なことをやり始めたら、「ああ、なんか思いついたんだな」とでも思ったってください。 まぁ、twitter向きでない長文の日記は、これまで通りブログで書くでしょうけれども。 では。 2010年4月2日