アクセルを踏んでいこう ~開田高原道中記 その1~


GW中に開田高原近辺にドライブに行ってきたので、撮影してきた写真をアップしながら旅行記でもと思ったのですが、あまりに写真の数が多いので、いちどでは無理。何日かに分けて、特に取り上げたい写真だけをピックアップしながら、それにまつわる話などをしていこうかなと。



まず一日目は移動に消費。11時に自宅を出て、伊勢湾岸自動車道から中央自動車道へ乗って、インプレッサ君とロングドライブ。中津川インターで降り、19号をひたすら北上して木曽福島に入り、木曽大橋を渡ればもう高原の香りが。

渋滞もあったのでだいたい4時間半くらいかかりましたが、まあ順当なところでしょう。その日はあとは寝ておいて、2日目に本格的にドライブ。



コースは、361号線から野麦街道に入り、26号線まで突き抜けた後は北上して上高地乗鞍林道から乗鞍高原に出て、そこから帰ってくるというもの。山道ばっかりですが、どうせ一人旅だし、へっちゃらです。



さて、なにはともあれ野麦街道を目指せ、と言うことで361号線を北西に。国道と言っても山道なので、周りは山肌と木々に囲まれて見通しはあんまり良くない。

しかし、そこはさすがに高原のこと。ひとたび視界が開ければ、すぐに見晴らしよく、山々が遠くまで見渡せます。





こちらは、361号線から見た御嶽山の様子。白い冠をかぶって、とってもステキ。写真で伝わるか不明ですが、よく晴れた空の青と、雪の白の対比が素晴らしい眺望。山のドライブの醍醐味です。

この雄大な景色が自然の織りなす業。そうなろうとしたわけでもなく、ただそこにあるだけの素朴な、それでいて力強い存在。圧倒されます。



さて、そこから少し行くともう野麦街道の入り口ですが、地図を見ながら少しだけ寄り道をしてきました。

どこに行ったかというと、少し先に行ったところにある、髙根第一ダムです。



先ほどの御嶽山とは対照的に、こちらは完全に人の手が入った風景ですね。川の流れをせき止め、人々のために、水と電気を送り出す人工物です。



さて、先ほどの御嶽山と比べてどうでしょうか。景色として、存在として、劣っているでしょうか。



これは私の感覚かも知れませんが、決してそうは思わない。

確かに、自然としてここにあった姿、あるべき姿ではなくなっているかも知れませんが、しかし、ここには悠久の時を経て存在した自然の中、自らの力で道を切り開いていった人々の情熱や夢が溢れるほど詰まっていると思う。

人の知恵と力は、これだけのことができるんだという証左の一つ。たとえそれが地球にたいして良くないことだったとしても、人類の凄みは確かにここにある。

それはとても素敵なことだと、そんな風に思います。



こんな山奥で、いったいどんな気持ちでダムを造っていたんでしょうね…。



本日はここまで。次回は野麦峠のレポートをお届けします。




2007年5月10日 ――神居鈴



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